タイトル画像の話 / 迷彩風

思いつきで、迷彩風にペイントされた壁にロゴ文字の穴を開けてみた。最近、AIにはできない絵柄を模索している。AI画像は日々リアルになっていくので、逆に理屈の通らないモノ同士を組み合わせている。そこで、なるべく深く考えずに思いつきをそのまま作ったのだが、迷彩はまずかった。カモフラージュ用だけに、文字部分が実に見えづらいのだ。ちょっと考えれば当たり前のことなのだが。
当初AIはネット上にあるあらゆる画像を参照するのだと思っていて、それでは人間はとても叶わないと思ったが、たちまち権利関係の問題が巻き起こり、クリアされた画像を集めたデータベースを用意しなければならなくなったようだ。それならまだまだ人間には及ばないだろうと思う。そんなこともあって、見づらい画像を公開してみた。「なんだか見づらいから、AIじゃないんだろうな」という時代がまもなく来るはずなので、先取りである。※

CGで、コンクリートや地面などの風合いを作るのはなかなか難しい。デコボコ具合や反射率など、様々なパラメータをちょっとずついじっては、それらしく見えるポイントを探す。こういう技術指向、品質指向はキリがないので、私はよくズルをする。例えば住宅パースで、無数にあるサイディングの質感の違いを表現するのは大変なので、かわりに玄関に子どもの三輪車を横倒しにして置いたりした。三輪車を放りだして家に駆け込んでくるワンパクな子どものいる暮らし。ひっくり返ってるのが気になるやら微笑ましいやらで、好感度が上がり、サイディングの色合いなど気にかからなくなる。
今回のズルはカエルのバリケードだ。そういえば最近そんなのを見かける、とか、あんまりかわいくない、とかいうことに気を取られて、その場が茶色いカーペットじゃなく地面なのだと無意識に受け入れてしまうわけである。

※ZOOMなどで人間と向かい合っているつもりが、映像も音声もAI作のいわゆるディープ・フェイクで、それで詐欺が行われたことがあったらしい。そしてこの対策として、会議中に指で自分の鼻を押すというような意味のない行動をする、というのがあった。AIも予想不能なナンセンス行為が、これからのトレンドになるかもしれない。楽しい時代になりそうだ。

楽しいカジノ

タイトルにしようと思ったCG作品だが、あまりひねりがないので記事で公開。

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日本の国営カジノ(IR)は、来年オープンの予定だったがコロナのせいで先送りになっているらしい。賭博が禁止されている国でそもそもカジノはどうなのという声もあるが、本場に行ったことがなく主に映画でしか知らないので、決して悪いイメージがない。ジェームズ・ボンドもウーピーも行った、華やかで楽しい世界という印象だ。(ウーピーは通り過ぎただけだったかもしれない)

CG制作はスロットマシンだけで、背景は本物をちょっと拝借して加工した。ところが施設によって内装が全く違い、ぼかしてしまうとこれぞカジノという絵柄にはならなかった。想像していたイメージと現物が違うのはよくあることで、基本的にカジノに興味がなかったのだろう。行ってさえいれば莫大な金が手に入ったのは間違いないだけに、惜しい気もするが。

カジノで真っ先に思い出すのは、ドラクエの挿入歌だ。作曲のすぎやまこういち氏、イラストの鳥山明氏も亡くなってしまった。ゲームは遊ぶのもなかなか大仕事なので、シリーズの近年の作品には手をつけていないが、ずっと続いていってほしいものだと思う。
私のような堅物(!)でも、時として賭けに出なければならないこともある。まさに人生は楽しいカジノだ。

エレクトリック・バイオリンの時代

バイオリンは、弾いたことのない人が考えるより、ずっと親しみやすい楽器である。軽くて持ち運びがしやすく手入れも簡単(※)。音程の幅が狭いので手の小さい人でも運指しやすい。なにより良いのは、4本の弦同士の間隔がすべて同じになるように調律する点だ。また、中国製の安価なタイプが登場してきたことで一段と敷居が低くなった。品質については絶対認められない人も多いが、悪くないというプロの評価もある。初心者には手頃だと思う。
バイオリンの欠点は音量が小さいことだ。オーケストラのように多数のバイオリンがあるなら別だが、少人数編成のポピュラー音楽では、そのままでは他の音量の大きな楽器に負けてしまう。そこでエレクトリック・バイオリンを使うプロは多い。

そのエレクトリック・バイオリンが、知らないうちに激安タイプが増えていた。2.、3万円から1万円台のものまであり、それなりに評価されているものもある。木製と違って樹脂製・合板製だろうから、型押しでできたような量産品でも、品質は安定しているだろう。エレクトリック・バイオリンは高価なクラスでも目玉が飛び出るようなものではないので、激安であっても価格的にはそう貧相ではない。何よりエレキギターで培われたアンプやエフェクターの遺産がそのまま使えるのが大きい。自分はエレキギターの経験はないが、街なかには持ち歩く人が多いのを見れば、アンプが利用できる場所も少なくないのだろうと思う。

エレキ以前のギターはクラシックや民族音楽に使われる楽器だったが、エレキ化であらゆるポピュラー音楽で主流になった。さらにロックなどの新しい音楽ジャンルを生み出した。バイオリンはまだまだクラシックと民族音楽から脱皮しきれていないが、エレクトリックが普及すれば、新しいポピュラージャンルを生み出す力があると思う。ちょっとやってみたいなあ。若ければ今から始めて「天下が取れる」タイミングなんだが。