まとめサイト対策

こういう経験はないだろうか。ブログなどを見ている時、他のブログの見出しを紹介する枠の中に興味深いものがあって行ってみると、記事本文がなくさらに他のサイトの見出しが並んでいるだけ。その中に探していた見出しがあったのでクリックすると、最初のブログの別な記事だったとか、結局どこにも記事本文がなかったという経験が。こういうふうに見出しだけで、本文のないサイトを「まとめサイト」と言う。情報発信力はなく、単に運営者の来場数稼ぎのためだけのサイトだ。

注意して見るとまとめサイトにつながる記事タイトルは、週刊誌の「女優〇〇、深夜の密会か?」の類の、憶測だけで書いている怪しいものばかりだとわかるが、「新型コロナに新事実発見?」などと書いてあると、どうしても見たくなってしまう。また、「速報!〇〇でクラスター発生!」というのが、何ヶ月も前の記事へのリンクだったりする。こういうまとめサイトをいちいち経由していると、相当な時間の無駄になる。

まとめサイトに限らず、今後見たくないサイトを表示しないようにするのが、「siteblock」というFIREFOX用アドオンである。

まとめサイトに来てしまった時に、サイト内で設定するだけで、次回以降に同じサイトに入ろうとすると下記のような表示が出る。最初はこれが出ると驚くし、見たかった記事が気になるが、情報がないから設定しておいたのだから、どうしても見たかったら検索エンジンで検索し直してみるほうが手っ取り早い。

また、検索すると無数の候補が出てくるが、その多くは知りたい情報とは無関係のサイトだ。そこで同じくFIREFOXアドオンの「uBlacklist」である。

これを使うと、検索時に下記のような表示が出るので、「このサイトをブロックする」をクリックすると、今後そこは検索結果に表示されなくなる。

こういうブロック用アドオンを使っていると、知りたい情報を実際に掲載しているのはほんの数サイトで、それ以外の多くはまとめサイトだとわかる。
※ここではFIREFOX用アドオンだけ紹介したが、他のブラウザにも同様のものがある。あくまで自己責任なので、アドオンの置き場所などは紹介しない。

ポル・ウナ・カベサ

カルロス・ガルデル(Carlos Gardel, 1890 – 1935)の曲。ただし動画では冒頭の2分少々だけで、その後「ビヨンド・ザ・シー」「韃靼人の踊り」「How Insensitive」と続く。ストリート・ミュージックの雰囲気が良かったので、あえて選んでみた。

タンゴは1880年代のアルゼンチンで、ダンス音楽として生まれた。当時、タンゴの歌はダンスの添え物的な扱いだったが、カルロス・ガルデルが登場して美声と表現力で一斉を風靡し、歌をタンゴの主役の地位に高めた。
作曲家としても「ポル・ウナ・カベサ」を始め、数々の名曲を残したが、絶頂期の44歳で飛行機事故で亡くなった。そのドラマチックな最期もあって、アルゼンチンでは今なおタンゴの偶像、国民の英雄として知られている。

アルゼンチンは先進国から途上国に凋落した唯一の国として、経済学の研究対象として注目されている国だ。19世紀後半から20世紀初頭にかけての加速度的な経済発展により、一人当たり国民所得が世界10位にランクされ、首都ブエノスアイレスは南米のパリと言われていた。
その後クーデターによる軍事政権の誕生、経済政策の失敗、政府支出の増大などにより、超インフレのあげく8度のデフォルト(債務不履行)を経験。2020年にも、9度目のデフォルトに陥っている。カルロス・ガルデスの死は、衰退が始まっていたアルゼンチンの国民に、とりわけ悲壮な思いを抱かせたに違いない。

演奏者のROM DRACULAS氏は、フィレンツェのストリート・ミュージシャンらしい。詳細は不明だが、youtubeによく登場している。もともとバイオリンがクラシックだけでなく、民族音楽やジプシージャズの楽器として、街頭や酒場で演奏されていたころの雰囲気が伝わってくるようだ。

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東京オリンピックを成功させたい

目下謎の連休中である。東京オリンピック開幕に合わせた今年だけの措置だそうだが、コロナのために順延となり、意味不明な連休になってしまった。オリンピック延期を決定したときは、夏になってコロナが収束し、開催しておけばよかったという具合になればいいと思っていたが、甘かったようだ。モグラたたきのように、治まったかと思えば別のどこかで感染が広がる。拡大のピークを超えた日本でもそうなのに、アメリカやブラジルのことを考えれば、世界に門戸を開く大イベントなど、もってのほかという人も多いだろう。ただ、それでも私は来年の東京オリンピックに、成功してほしいと思う。

1964年の東京オリンピックは、日本の復興と平和への誓いを全世界にアピールするという大きな意義があった。それに比べて今回は、日本で開催する意味があまり見いだせず、いっそライバルのイスタンブールに決まっても良いのではと思っていたほどだったが、もし来年開催ができたなら、世界的、かつ歴史的に大きな意義があると思う。

オリンピックが開催できるシチュエーションとして、何より望ましいのは、来年までにワクチンや画期的な治療法ができて、コロナの脅威が去っていることだ。が、それが無理で現在と同程度の蔓延状況だったとしても、開催できるような仕組みを作れないかと思う。例えば誘致時点ですでに言われていた、世界中への競技のバーチャル配信。競技場の内外だけでなくあらゆるアクセス経路を世界最速スパコンでシミューレションし、感染拡大を防ぐ動員体制を作る。さらに競技ごとに新しいユニフォームや器具、場合によってはルールも見直す。情報化や医療でのソフト、ハード、制度の改革や国民の参加で、コロナをコントロールしてみせるのである。

現在世界のリーダーシップは経済力や軍事力の大きな国が握っており、日本も大国に見合うだけの貢献を求められている。が、オリンピックの成功で、経済力や軍事力ではない、ITや医療、インテリジェントな施設やトラフィックなど、健康、安全に関するジャンルで世界にリーダーシップを示せないものかと思う。オリンピックをきっかけに、保健衛生技術やノウハウが世界に拡散し、日本からコロナとの終戦、復興が広がる。そんな大会にならないかなと思う。

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