地理院の地形図を見る

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北海道の石狩から苫小牧にかけては、日本海と太平洋が平地でつながるという日本でも珍しい地形だが、この部分を地理院の地図で見ると、 東側は夕張山地と日高山脈が、西側からはオロフレ山から札幌岳、余市岳へ連なる山々が、左右から押し込まれて”><”の形をなしている。2つの島が東西から押し寄せてきて、その間は海だったのだろう。
この平地は北側は石狩川によって土砂が堆積されたものだと見当がつくが、石狩川は札幌で石狩湾に向かってしまうので、何が勇払原野を埋めたかがわからなかった。そこで支笏湖を見ると、湖の東南方向の外輪山が溶けて大量の土砂が勇払原野に流れ出たようにも見える。wikipwdiaによると、支笏湖は琵琶湖の次に水量の多い湖だそうだ。たっぷり溜まった水が外輪山を押し流して、海だった勇払原野を埋め立てたと想像してみた。
また、羊蹄山が広大な平地の真ん中にそびえていて、他の山とつながっていない様子もわかる。富士山でさえ、麓はもっと多くの山に連なっている。山が盛り上がると同時に大量の火山灰が周囲の地形の上に降り注いて、平地にしてしまったと想像がつく。
地理院の地図は、白地図から一般的な地名入りの地図、さらに陰影や色分けで高低差を表現したものなど、ボタンひとつで切り替わるので、今までよく知ってるつもりの地域も、意外な形をしているのに気がつくことがある。

その名もギドラ!

アメリカ軍に所属する情報組織「NSA(アメリカ国家安全保障局)」は、マルウェアを解析するために開発したリバースエンジニアリング・ツール「GHIDRA(ギドラ)」をオープンソースとして公開している。
リバース・エンジニアリングとは、例えば既存の自動車や機械などを分解・組み立てをして、技術を手に入れること。今回の場合は機械ではなく、ウィルスなどを解析するためにアメリカの諜報機関が開発したソフトを、無償で公開するというニュースである。
さらにいうと、プログラムというものは、開発中は人間が目で見てわかるように、英語に似たプログラム言語で書くが、最終仕上げでコンピュータにしかわからない0と1の羅列にしてから使う。GHIDRAはこれを、元のプログラム言語の形に戻して、読んで仕組みをわかるようにしてしまう。

GHIDRAは、windows、mac、linux上で動き、ハイエンドの市販品に求められるすべての機能を持つほか、NSAが開発した独自の機能も追加されており、CIAなど他の機関でも利用されているという。調べたところ、他の有名な市販品は10万円以上するようだ。それが無料で手に入るのだから、プログラミングを志す学生などには朗報だろう。

NSAなどというとなんだか怖いし、ダウンロードページもなかなかのものだが、要はたちの悪いマルウェアが氾濫しているので、高度なツールを公開して、世界中の有志で解析をしてほしいということだと思う。

ghidra
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李子柒/蛋黄酱(蛋黄醤)

ハッピーイースター!などと、テンションの上がった記事を書くのはいいが、翌日もトップに表示されていて、興ざめな感じがするので、公開されたばかりの李子柒シリーズを。上がったばかりだというのに、すでに80万再生もされていた。

まずアヒルの卵を鶏に托卵させ、ヒナに孵す。このシリーズは鶏くらいならあっさり締めて食べてしまうので、ヒナを見てるとなんだか心配になるのだが、そのまま育てて卵を集めた。塩と泥を混ぜて卵に塗りつけ、瓶の中で1カ月保存する。これはピータンを作ってるのだろうと思ったら、塩で固まった卵黄だけ取り出した。この段階で卵黄の味噌漬けのようなものかと思ったら、乾燥させ、硬い部分を取り去り、粉砕して海苔や胡麻を混ぜる。のりたまを作ったのかと思いきや、硬い部分を取り去り、熱した油をかけた。そこまで手をかけたものをどう使うのかと思えば、炊きたての御飯に混ぜただけだった。一体蛋黄醤とはなんだろうと検索すると、マヨネーズと出てくるが、あきらかに別物だろう。ちなみにその後のアヒルたちの運命は描かれてないが、最初に鶏に托卵していたこと思い出して納得した。

ハッピーイースター!

ついにスーパーでイースターのセールを始めた。ハロウィンは面白そうだと思っているうちに、いつのまにか定着した。恵方巻きは無理だろうと見ていたが、半ばゴリ押しで定着させてしまった。そしてイースターである。

イースターはキリストが復活した日。キリスト教ではクリスマスより重要とも言われているらしい。彼が復活してくれなければ、欧米人は野蛮人のままだっただろうから、世界にとってもおめでたい日である。日付は年によって変わり、復活した日が日曜日だったことから、春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日。今年は4月21日である。

イースターは何をする日か?まず掛け声は「ハッピー・イースター」である。家族でごちそうを食べるのはクリスマスと変わらないが、誕生の象徴である卵に模様を描いた「イースターエッグ」を作って飾る。子沢山にちなんでうさぎの置物を飾る。また、
1.エッグハント:家の中に隠した卵を探す
2.エッグレース:スプーンに卵を乗せて走る
3.エッグロール:卵を割らないように転がす
など、イースターならではの遊びもある。

イベントとしては、ニューヨークのイースターパレードが有名らしい。画像(→)これだけ見ると、色使いがビビッドな感じはするが、いまいち何がテーマかわからない。花かもしれない。だとしたら、この時期から順番に庭の草花、続いて桜が咲いていく北海道向きの行事だと思う。ディズニーランドでは、ミッキーたちが、うさぎの耳の頭飾りをつけており、耳が4つになっていた。日本でも、ハロウィンのようにイベントとして定着するかどうかは、これからだ。
ちなみにスーパーでの売出しは、期間中の卵の安売りのほか、スコッチエッグのレシピ紹介とひき肉のセール、その他軽めのパーティ関連食品が打ち出されていた。まだまだ手探り状態のようである。

クリスマスと同じくらい重要なら、イースターにちなんだ曲がたくさんあって、聞いたことくらいはあるのではないかと探したが、うさぎが出てくる童謡がいくつかあるだけで、どれも知らない曲だった。そこでジュディ・ガーランド、フレッド・アステアで大ヒットした、映画「イースター・パレード」の主題歌を聞いてもらいたい。

李子柒/文房四宝

毎回中国の伝統的な生活文化を紹介する李子柒。今回は中国文化の精髄、墨、筆、紙、硯の文房四宝である。

まずは墨。2017年秋、竹を切って土器の器をくくりつけて、たくさんの煤受けを作る。土器の皿に桐油を満たし、燈芯を立てて火をともし、煤受けをかぶせて立ち上がる油煙を付着させる。煤を集めて水で洗い、そのまま一晩放置する。煤を集め、ザルにひろげてそのまま1年以上寝かせる。燃料に油ではなく松の木などを使うこともあるようだが、油煙を使うほうがきめが細かく上等は墨になるという。
2018年の秋、骨膠と牛革のゼラチンを湯に入れ、そのまま蒸す。書いたときに墨色に青みがかった深みと輝きを出すために金箔と真珠の粉、さらに香りのために麝香粉、竜脳(香料)を擦って粉末にし、寝かせた煤と一緒に石臼で擦る。そこへ蒸して溶かした膠類を入れて練り、桐油を塗った台の上に取り出して叩いた後、棒状に伸ばして型に入れる。重しをして一晩おき、翌朝型から取り出して整形。磨き上げて刻印を入れ、そのまま半年以上乾燥させる。2019年の早春、墨の表面に蝋をかけ、刻印に金を埋めて墨の完成である。実に3年がかりの製造だが、中国では墨は年月をかけてゆっくり枯らしたものが良いとされるため、100年以上経ったものもざらにあり、高額で取引される。

続いて筆。2018年秋、紫竹を筆の長さに切って、曲がらないよう板にくくりつけて翌年春まで乾燥させる。江南地区の山羊毛(さんようもう)の、首のあたりの「細光鋒」「粗光鋒」と呼ばれる、先の透明に見える部分を選んで刈りとり、うさぎの毛と一緒に、脂抜きと癖直しのため石灰水に1日浸す。
櫛で梳いて綿毛を抜き、毛の根元を揃える。質の悪い毛を1本ずつとりのぞいたら広げた毛を丸めて穂にまとめ、根元を糸で結わえ、吊るして干す。乾燥させた竹を板から外して、節の部分を刳って穂を受ける部分を作り、接着剤でとめる。穂をふのりの水につけて、穂先を揃えて完成である。

紙は水墨画などに使う画仙紙。まず、カジノキの枝から皮をはいで硬い表皮を取り去り、1日日光で干した後、半月間池に沈める。草木灰と一緒に10時間以上煮る。汚れや硬い部分を取り除いた後、叩いてから切り刻み、石臼で搗いてほぐし、水槽で網を貼った木枠の中でほぐして、引き上げて乾燥させれば画仙紙の完成である。

最後は硯。1919年春 広東省名産の硯で名高い端渓石に下絵を描いて鏨でひたすら削っていく。陸の部分は石粉で削って、墨を擦りやすいようやや荒目に仕上げ、周囲の模様の部分は蝋で磨いて光沢を出す。

3年をかけてようやく完成した文房四宝を使って描くのは、水墨画の竹。これを携えてマレーシアへ行く。シンガポールについで中国人が多く、華僑圏に数えられることもあるマレーシアの、ロイヤルファミリーに会ったとのことだが、誰かはわからなかった。マレーシア国王といえば、今年1月、ムハマド5世国王がロシア美女と結婚するため退位し、話題になったが、もちろんこの動画に登場した人物ではない。