Taking a Chance on Love

Vernon Duke(1903-1969)の作曲。演奏は、Chad LB。シナトラやトニーベネットなども歌っている、ポピュラーの名曲である。ピアノとテナーだけでテンポなしのバラード調で始まった演奏は、小粋なスウィング感あふれるソロに。他の楽器がいない分助けがないので大変そうだが、のびのびと楽しそうである。

これはなんという曲だったかと、調べたら曲名は知らなかった。そして、出だしの部分はよく覚えているが、終わりのほうをはっきり覚えていない。レコードをちゃんと聞いたのではなく、テレビやラジオの番組タイトルかなにかで、後半部分まで流れなかったような気がする。古いポピュラーにありがちだ。
その昔深夜ラジオの「ナベサダとジャズ」という番組で、渡辺貞夫が「曲名をしらないまま演奏している曲もある」と言っていたのを思い出した。

作品一覧へはこちらから

2 thoughts on “Taking a Chance on Love

  • 3月 9, 2024 at 12:46
    Permalink

    最初はスローバラード風で心地よかったのですが、後半はテナーサックスも、ピアノ独奏もアドリブのスゥイングリズム満載で、曲本来のメロディーラインはサッパリつかめませんでした。それに楽譜が全然見当たらないと言う事は、名プレイヤー全てに言える事ですが、暗譜とアドリブなんですね。

    Reply
    • 3月 9, 2024 at 14:38
      Permalink

      ナベサダの若い頃ならネットもコピー機もなく、楽器店に置いてある楽譜も知れてたから、なかなか曲名と一致しなかったのかもしれません。しかも英語の曲名は妙に長ったらしいので、これだって、私も一度聞いたくらいで覚えてられるかどうか。そんな時代でも、コード表だけは必ず手に入れていたとは思います。

      Reply

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です