完璧なチューナー

新年早々、非常に良いものが届いた。バイオリン専門の電子チューナーである。(図上)ブログ上では先日、チューナーの話を書いたばかりだが、今までのもの(図下)は、クリップ部分が小さく、バイオリンのヘッドのぐるぐるに挟んでも、中途半端に挟まったような状態で、楽器を振った時にパチンと何処かへ飛んでいったりした。とはいえ、電子チューナーはどれも大体こんな形か、もしくは据え置き型しかなかった。
が、バイオリンは立って演奏するので、据え置き型は置き場所に困る。また、クリップ型は飛んで行くたびに、追いかけていって拾うのだが、既に左手にバイオリン、右手に弓を持っている。プロの演奏者は、よく顎に楽器をはさんだまま手を離したりするが、それも悪い予感がする。で、汚い演奏の合間に、汚い言葉が交じることになる。

だが上の図を見れば分かる通り、新チューナーはぐるぐるをしっかり抱え込むので、ちょっとやそっとでは外れない。ネットで調べてみると、他の会社では同様のものはでていないようだ。これは大したことで、大概の商品は、パテントがあろうがなかろうが、検索すると必ずコピー商品やパチもんが出て来る。大手ショッピングサイトで、本家をさしおいてヒット商品になってることも珍しくないというのに。もしかしたら、バイオリニストから総スカンを食らってるのかも知れないが。

いずれにせよ、格好を気にかけないパワー初心者には、うってつけの品だ。これで、演奏中に出すのは汚い音だけで済む。

4 thoughts on “完璧なチューナー

  • 1月 22, 2017 at 08:07
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    サックスはマウスピースの差し込み具合で、チューニングしてましたね。トランペットやトロンボーンはよくわかりませんが、どこかの管の先込み具合を調整してたような。でも、管楽器は口の形だけで半音くらいどうとでもなりそうですよね。バイオリンはフレットがないので、開放弦だけはどうしようもないですが、弾き方の強弱や弓を当てる位置によって、チューナーの表示が微妙に変わります。聞いても私には区別が付かない程度ですが。

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  • 1月 22, 2017 at 06:06
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    チューナーって管楽器にも通用するんですかね?吹奏楽の時には与えられた楽器で何の疑問もなく,調律などしなかったですが?管の長さが決められているから調律の方法も無く,全く必要無いのでしょうか?他のバイオリンやビオラなどは,確か?ピアノの鍵盤を叩いて調律していたような気もします。ピアノが狂っていればお終いですね。それで演奏したら,これが本当の「狂騒曲」と言う訳ですか?

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  • 1月 22, 2017 at 00:19
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    いいもの見つけましたね。僕もギターに挟むのですがピッタリは合いません。クリップの歯の部分に滑り止めのゴムが付いているから,途中で飛び出しはしませんが,シックリしてはいません。

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  • 1月 21, 2017 at 10:40
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    ちなみに、タイトルの「完璧」というのは、完璧な調律ができるという意味ではない。仕事柄、日頃「完璧」とか「100%」という言葉を禁じられている反動で、イケナイことをしたくなるというだけで、「すごい」くらいの意味しかない。若い人の言う「神」と同じようなものである。反対に「汚い言葉」というのは、日頃おべんちゃらばかり書いてる反動が凝り固まったものだから、それはもう汚い。もちろん人に向かって言ったことはなく、あらゆるコードにひっかかるから、この場でも紹介できない。墓場まで持っていって、5万年の半減期を待つつもりだ。

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