スイチャンネル

ある年を境に、あらゆる生物が消えてしまった海に潜り続け、観測と海藻の再生を試みる、漁業関係者の動画配信である。海藻の芽を食い荒らすウニを一匹ずつ潰して駆除し、いろいろな方法で海藻の種を植え付けて藻場再生への道を探る。

シリアスなテーマである上に季節を問わず数日に1度は潜水するという過酷な活動だが、投稿主のユーモアに満ちたコメントを見ながらの、バーチャルな海中散歩は楽しい。しかも動画を視聴するだけで、わずかでも投稿主を直接応援することになる。動画配信サイトの良い点だ。

自然環境の保護や再生というと、科学者や公的機関の調査団などが行うものと思いがちだが、実際には配信主のように現場で地道な活動を続ける人たちが主役なのだと教えられる。

これはサイト紹介動画だが、サイトには、岩場に居着いて生きる魚や小さな海藻の芽に、顔見知りのように声をかけてまわる動画が多数置いてある。投稿主と一緒に、海底のちょっとした変化に一喜一憂するのは、なかなか新鮮な体験だ。

昨日はエイプリルフール

4月1日はエイプリルフール。毎年ウソ記事を投稿しているが、翌日もトップに表示されたままでは困るので、本稿を投稿した。

さて今年のエイプリル・フール記事は、プリゴジンである。母子家庭に生まれ、10代で窃盗、強盗、詐欺、未成年者への犯罪勧誘などで12年の懲役刑を受け、服役中の9年間に通信制の大学で化学と薬学の修士を取得。出所後はホットドッグ店や食料製造業を成功させ、民間軍事請負業「ワグネル」を立ち上げた。
非正規軍ならではの水面下の活動を続けてきたワグネルが表舞台に登場したのは、2022年のウクライナ侵略から。その後の動きはネット等で見た通りだ。
知力、暴力、財力、軍事力を手にし、最高権力を目指して首都へ行軍。迷走と海外逃走の果ての裏切りによる謀殺。21世紀のこととは思えない芝居じみた一生である。死語だろうが「男のロマン」を感じないではない。

プリゴジン / 遠すぎた玉座

2023年5月、ロシアの傭兵軍団「ワグネル」は,突如モスクワへの進軍を開始した。今なお記憶に新しく、謎の多いプリゴジンの反乱である。わずか2日間で終了したこの行軍は、一般市民のスマホによる多くの目撃証言や画像、動画によって、逐一その動勢が追跡されていた。
本書は、史上例を見ない高度なネットワークによって照らし出された、時代錯誤な反乱劇のすべてを綴ったドキュメンタリー・フィクションである。

序章 前夜
第一章 母と子
第二章 ホットドッグと金貨
第三章 戦場はキッチンだ
第四章 絶望への行軍
あとがき 日本とプリゴジン

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