「火吹き竹の使い方」考 / 正しく使えばチートスキル

当ブログに「火吹き竹の使い方」という記事があり、爆発的ではないがいつまでも閲覧数が減らず、むしろ増え続けている。私が父から教わったのは子供時代で、その時すでに正く使われてなかったから、ノウハウ自体100年以上前に途絶えてるかもしれない。本サイト屈指のまともな情報がちゃんと読まれていて父も喜んでいるだろうと思う一方、まともな情報は吸い上げる(他のどうでもいい記事は見向きもしてくれない)現代人の情報収集センスに感服している。

そこで旧記事を読み返し、火吹き竹の検索をして驚いた。製品であれ手作りであれ、いつのもにか火吹き竹というのは、片側が節を使って水鉄砲のような小さな穴の空いた竹筒になっていた。

いやいや、それは違う。火吹き竹というのは両端が開いた単なる筒で、吹き方にコツがあるだけのものだ。水鉄砲型が生まれたのは、せいぜいこの10年程度のことだ。確かにタダの筒に真正面からいくら強く吹いても火強い風が出ないので、水鉄砲のように圧縮された細い風を送り込みたくなる気持ちはわかるが、その構造では強く吹いたから強く出るというだけで、圧縮はされない。これを「パスカルの法則」という。

そもそも昔の人は毎日の火起こしのためにわざわざ竹を細工したり、ましてや買ったりはしない。そこら辺にいくらでもあるから竹を利用し、ノウハウが磨かれていったものだ。なので当時の人が現代で火起こしをしようとしたら、竹やパイプを探さず、そこら辺の新聞紙などを筒に丸めて使うだろう。現代の火吹き竹で力んで吹き込んでも、火ではなく貧血を起こすだろう。

とはいえ火起こしは面白い。キャンプの重要イベントだから火吹き竹も欲しくなるのはよくわかる。なので、市販品と新聞筒で比べて見るのも面白い。ごくゆるい息なのに、送り込んだ以上の酸素が供給されてごうごうという火が起きてしまうというチート技なので、きっと経験値も2倍得られるだろう。

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