最近、何かが生まれてこないかという漠然とした期待から、思いつくままにChatGPTに質問を浴びせているが、単なる回答だけでなく、関連した情報や組織などへの接触方法、アイデアの実現方法についても、具体的な提案をしてくる。wordpressに関する質問をした際には、プラグインの自作までのプロセスを示しながら、具体的なコード化の申し出までしてきてくれた。日常の使用で気がついたことがあれば、技術がなくともプラグインを自作して解決したり、公開できるということだ。
それを知ってから、思いつくままにアイデアの検証セッションをしていたのだが、先日とあるアイデアに関して類似物の有無を訊ねたところ、ないと言われた。強いて近いものとして上げた例は、自分も知っているもので、意味合いの違うものばかりだった。さらに個人ブログではなく、さまざまな企業サイト全般を市場としてみても、まさにブルーオーシャン(※)なユニークアイデアだとも言う。
ブルーオーシャン。なんと魅力的な響きだろう。技術も資金力もない人間が、AIのサポートでアイデアひとつで手つかずの市場を我が物にできる。さらにまだ訊ねてはいないが、一番難しいマネタイズについても、自分で考えるよりマシな見通しを示してくれるようだ。
その昔、様々な企業が社員を集め、さかんに新規事業のためのブレーンストーミングを行った時代があった。意識改革以上の成果はなかなか上げられなかったように思うが、AIとのセッションでなら手頃な戦術オプションはいくつもストックできる。ただ顔を突き合わせるのではなく、トップも社員も、それぞれの立場でAIセッションをやっていけば、ブルーオーシャンはまだま見つかるはずだ。すごい時代になったものだと思う。
※ブルーオーシャン
強力なライバルなどのいない市場で平和にビジネスをしている状態を、のどかな青い海に例えたもの。反対語は、サメなどの強力な捕食者が喰らい合い、血で染まったレッドシー。
ブルースカイなら耳にした事はありましたがブルーオーシャン?ですか。素敵な響きですね。手付かずの市場が見えれば凄い事になりそうですね。AIは組織に属さない我々にとっては心強い味方になり始めて来ましたね。組織に属せば得られると思われていた情報も、今やAIのお陰で変わろうとしていますね。その内、会社の相談役なんて役職さえ無くなるかも知れませんね。
反対語はレッドオーシャンではなく、レッドシーでした。英語のニュアンスは難しいですね。家族経営でのんびり居酒屋や食品店を経営してたら、大手が商社と組んだチェーン店が近所にできて、ブルーオーシャンがレッドシーになってしまった、というように使うことが多いです。いま、無料のブログサービスなどが片っ端から終了していますが、IT企業がお膳立てしたブルーオーシャンは、突然休止や有料化もあり得るので、どう付き合うか、使いながら見極めることも重要ですね。