プーさん、大暴れ

プーさんが大暴れ中だ。かつては、世界の指導者の中でも、ひときわマッチョでしたたかな印象があったが、顔つきまですっかり変わってしまった。年齢のせいとも、もっとまずい状態になってるとも言われている。
かつてのような超大国を目指すのは大いにけっこうだが、自分の生存中にそれを達成しようというのは、妄執だ。絶対権力者なのだから、周囲のあらゆる反対を振り切って、何十年も先に日の目を見るような大規模な産業、経済政策に着手しても良かっただろう。
彼が、今さらこれ以上の権力や地位を望んでいるとは思えない。もしかすると、国民にかつての栄光や誇りを取り戻させてやりたいと思ってるのかもしれない。地獄への道は善意で舗装されているとはよく言ったものだと思う。
それにしても経済制裁は、恐るべき威力だ。国民は、かつてのソヴィエト崩壊後のように、配給の列に並ぶことになるかもしれない。また、戦争の終結が制裁の終了とは限らないから、結果に関わらず、何年、何十年もハンデを負って暮らすことになるかもしれない。善意か悪意か、またどんな理由や事情があったかに関わらず、侵略戦争を仕掛けたというだけで、その代償を払わされるかもしれない。気の毒ではあるが、その制約の中で国を発展させ、世界に貢献することで立場を回復していかなければならないのだ。簡単なことではないが、忍耐強い彼の国の人ならできるだろう。日本人にもできたのだから。

5 thoughts on “プーさん、大暴れ

  • 3月 9, 2022 at 17:42
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    『他人の家に自動小銃を向けて土足で上がり込んでこの家と土地を渡せ、抵抗するするな!』アメリカ映画なら家人が拳銃かショットガンを取り出して対決しますね。そこで『銃を捨てなければ装甲車で乗り込んで建物もろとも破壊するぞ!』と、とんでもない話ですね。何でも有りですね。常識で考えれば他人の家を壊したら犯罪者として逮捕され弁償させられますが、街の文化財まで壊し放題で民間人まで殺し放題とは大国の大統領(指導者)の器が疑われます。この先、孤立して一体どうするのでしょうね。

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  • 3月 9, 2022 at 12:16
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    そう言う考え方も有るんですね。今は勢いばかりが目立ちますが、言われて見ればロシアが勝利するとは限りませんからね。殆どの兵力をウクライナにつぎ込んでもまだ手こずっていますから想定外だったのでしょうね。訓練だと騙されて連れて来られた経験不足の若者の軍隊も「こんな事(本当の戦争)になるとは考えてもいなかった」と。100%の兵力や軍事力をウクライナ周辺に展開しているとすれば西側にも兵力をさらけ出しているに等しいですからその後ろのモスクワも本国自体も無防備そのものですね。更には自国民も反対する戦争ですから次第に情勢も怪しくなって来ましたね。

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    • 3月 9, 2022 at 13:26
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      軍事的な関係者の間では、ロシアが弱すぎるとか、作戦がおかしいとかいう声がかなりあります。ロシアに領土を取られた国はけっこうあるので、この際いけるのではとも。こちらは主にネットの無責任コメントですが。

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  • 3月 8, 2022 at 11:18
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    大国中国の主導者もキャラが似ている事から「熊のプーさん」に例えられていますが、それではなく、今、渦中の大統領でしたか。核をちらつかせた事で世界中から非難されていますね。しかし、それが故に下手に手出しできない状況ですね。上気を逸していますから破れかぶれで何をするか分かりませんからね。北海道の北方領土返還も益々遠のいてしまった感ですね。困った事です。他国への戦意は今の国民たちの考えでは無いと思うのですが。

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    • 3月 8, 2022 at 14:45
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      北方領土は近づいたかもしれません。ロシアが敗戦すれば、軍は武装解除して一定期間活動停止ですが、その間に米艦隊に「寄港させてくれ」と言われれば、もともと我が領土ですのでどうぞ、ということになります。その昔ソ連がやったのと同じ手ですが。そういう懸念があるので、極東に配備した軍を動かしづらくなる。今回首相が北方領土についてアナウンスしたのは、そういう牽制かもしれません。すべては「かも」の話ですが。

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