中国のAIニュースキャスター

中国に登場した、AI(人工知能)を使ったニュースキャスターである。CGを使っていることはわかるが、どのへんがAIなのかはよくわからない。ひょっとしてコメント内容をAIが作ってるのだとしたら大したものだが。
CGはなかなかよく出来ている。絶えず少しずつ体が揺れているところなど、実際の人間と同じだ。このへんがAI制御なのかもしれない。こういうのは人間が意識しない動きなので、どう振り付けをしたらよいかわかりづらく、ダンスや格闘などの派手な動きをさせるのよりずっと難しい。もっとも、本当のアナウンサーなら、こんなに揺れてたら、上の人に叱られるだろう。
画像は超高精度というわけではないが、絶えずリアルタイムで動く画像としてはかなり精密だ。一番興味深いのは、アナウンサーの口が曲がってるところだ。実際の人間に左右対称の顔の人はいないので、よくあるCGキャラクターだと、どんなによくできていても違和感が残る。説明無しで見たら、この人は口が曲がってるなという印象に囚われて、人間ではないとは思わないだろう。ちょっとずるい手だが。せっかくだから絶世の美女を作ろうなどと思うと、どんなに精度を高めてもどこか不気味なキャラクターになるが、ハゲや白髪、皺や乱ぐい歯など、見苦しくすればするほど違和感がなくなるものだ。

5 thoughts on “中国のAIニュースキャスター

  • 11月 22, 2018 at 23:43
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    そうでしたか。なるほど。便利になった分、効率的になって裾野が広がった訳ですね。

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  • 11月 21, 2018 at 16:59
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    AI?ロボット?CG?アンドロイド?人間そのものですね。最近のTVはダサい画面ですから登場人物のアラが見え過ぎますからAI技術で同時修正して綺麗に見せるのも良いですね。

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    • 11月 22, 2018 at 08:02
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      いいアイデアですね。ハイビジョンで細かいシワや毛穴まで見えるようになってしまったので、リアルタイムでCG修正して、いつまでも若いとか、死んだはずの人が出続けてるとか。(「T子の部屋」は、すでにそうなってるかも…)

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  • 11月 21, 2018 at 11:24
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    人間の仕事がどんどん奪われていきますね。いや?そのプログラマーの仕事はかえって増えるのでしょうか。外国人労働者受け入れが取り沙汰されていますが、単純労働をロボット化するとなれば、外国人労働者受け入れどころか、我が自国民さえも海外に単純労働を求める時代が来るかも知れませんね。

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    • 11月 22, 2018 at 07:57
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      コンピュータが誕生したせいで、実際に仕事が減ったかどうかの研究によると、逆に増えたそうです。コンピュータをつくる工場から、流通、販売、解説本の出版....そしてプログラマーとか。インドなどは低開発国だったのが、多くの人がプログラマーの職を得てIT大国になりました。コンピュータは増え続ける人間に仕事を作ったから普及したのであって、本当に仕事を奪うものなら自然淘汰されていたのだそうです。

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