新しいAIデータセンター建設のニュースで、規模が4.5GW(ギガワット)とあった。GWというのは生半可な電力ではないはずなので、ChatGPTに聞いてみたところ、瞬間的に最大4.5ギガワットが必要になる施設という意味で、それを供給するには原発なら4~5基、大型火発3~6基、メガソーラー数十~数百機は必要で、日本の一般住宅300万世帯の年間電力量に匹敵する規模らしい。同じレベルで電力を消費する施設は、他のAIデータセンターががあるだけで、ほぼ存在しない。他分野の施設としては最大でもアルミニウム精錬施設の1GW(メガワット)程度らしい。こうなると電力コストも莫大で、年間数千億円規模の契約だという。
そして電力コストの半分は、冷却のために消費される。ハイスペックなPCはCPUが相当な熱を持つので、空冷用のファンがいくつもついているが、AIデータセンターは、このCPUよりさらに高性能なGPUやTPUが無数に密接して稼働するので、膨大な熱が発生する。空冷では冷却しきれず水冷や、サーバーをまるごと水に沈めてしまう液浸冷却なども行われている。立地もカナダやアイスランドなどの寒冷地や、海中に建設された施設もあるという。
家庭や事業所での省エネなどどこ吹く風のような話だ。これについては現在は過渡期であり、既存の技術で力押しに建設を進めているフシがあるが、さらに高集積なTPUの開発やAI管理による使用電力の最適化なども進められてはいる。AIデータセンターの電力消費は、資源と環境の面からも最前線の課題だ。誕生したばかりのものだけに、スケールの大きな知恵熱かもしれない。
北海道も積雪寒冷地でサーバーなどの冷却の為に自然環境が役立つと思われていましたが、今夏の灼熱地獄は想定外でしたね。カナダやアラスカなど北極圏の今夏はどうだったのでしょうね。稼働の為に大出力の電力が必要でしかも冷却にも同じく大容量の電力を要するとなればクルマなど交通網も含めて電力消費量は膨大になるばかりで原発再稼働や福井県美浜など新しい原発建設の話も必要不可欠になる流れですね。電気が無ければ暮らせない時代ですから新しいエネルギーが開発されたとしても実用化されるには相当の年月を要するでしょうね。電気以外の新しい時代は来るのでしょうか?。
施設の規模も大きいでしょうね。専用の発電所を数基だけでなく変電所も必要でしょうし、水冷のための水循環も大きな川なみの水量を回していると思います。今は投資先行で採算度外視でしょうけど、どこかで有料に切り替わるような気がします。今、サーバー費用が高騰して、無料ブログサービスがつぎつぎ閉鎖されているのと、同じ流れになるのではと。なのでせいぜいその時まで使いまくって、本当に必要なサービスとそれ以外を見極められるようになってようとは思います。