命のブログとネットリテラシー

以前から、国際情勢に関する、ある国内サイトを定期的にチェックしている。外国政府の公式発表や海外専門家のブログの翻訳、データや関連ニュースなどをまとめて紹介してくれているが、専門用語にも明るい人物らしく、自分が自動翻訳で得るものとはレベルの違う見識を得ることができる。

そこでは時折サイト主の近況も書かれるが、どうやらガンとの闘病中らしく、食欲はないが医者のアドバイスでなるべ食べるようにしているというような記述もある。これは読む方も胆力が必要だが、命がけの執筆から目を背けるべきではないとも思える。
あちこちに紹介したいが、見た人はやはり重苦しい気分になるだろう。しかし一人でも多くの閲覧が増えれば、それだけ張り合いになるかもしれない。ネットの世界はバーチャルだという人もいるが、どんな情報も誰かが発信しているものなので、すぐ生々しい「人間」に突き当たる。そんなことを考えさせられるのも、これまでになかったネットの醍醐味である。

ちなみに、これが客引きのための「設定」だと疑う人もいるだろう。そう疑うのは当然のことで、それこそネットリテラシーの基本、健全な猜疑心というものである。確かにネット上は不愉快なヤラセに満ちているが、一方で完全に騙された場合お約束の態度というのも決まっていて、以下のように言うのだという。
「ああ、良かった。ガンに侵された気の毒なブロガーさんなんていなかったんだね」

7 thoughts on “命のブログとネットリテラシー

  • 10月 4, 2024 at 12:18
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    ラジオ局自身がまだ気づかないネットとの連携方法はまだまだ有りますか。今もラジコが有りますが過去の放送も聞けるはずですね。スマホやPCでラジオを聞く事は試し済みですが、余り活用して居ません。ところでオリンピックの不祥事が、ここに来て各方面に影響が出始めましたね。大手広告会社数社も絡んだ事件でしたが、結局は自分たちの首を絞める結果?どころか広告界全体に悪影響を与える事になりました。しかし考えようで、これまで正しいやり方と思われていた事も実は大間違いだったとの警鐘かも知れませんね。大きな変革期と言う事でしょうか。

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    • 10月 4, 2024 at 14:15
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      ラジオはネットよりカーディーラー向け媒体のような気がしますが。最近は聞く機会がなくなりました。オリンピックは、ロゴマーク制作時点から汚点だらけでしたね。64年の東京大会は子どもだったこともあって、素直に感動したものですが、それだけに冒涜されたような気がしました。公共イベントが、採算とれなきゃいけないという考え方もおかしいような。世界のアスリート文化のために金は出しっぱなしで、出せないときは辞退する、でいいのでは。毎回候補が競い合ってるようですし。

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  • 10月 4, 2024 at 11:26
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    どの既存媒体もクレームが付くほど低調ですね。クレームは番組制作にお金をかけられない事情から生じるのでしょう。ナショナルスポンサーの広告出稿の減少傾向を埋めるべく大安売りのショッピング媒体になりました。番組と言えばどこも決まりきったように、バラエティーとワイドショーと食べ物紹介とショッピング(それも健康系サプリや健康系食品など)のけたたましいCMです。ラジオもショッピング番組が増えましたが、番組はかろうじてリスナー参加型を維持していて地元密着色も強い感がありますから親近感もあってクレームも少ないのかも知れませんね。ネットとの連動では、TVの場合QRコードで省略する事もできますが、ラジオはアドレスなどのアナウンスを耳で聞くしか無いですからネットとの連動にはややムリな媒体とも言えますね。

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    • 10月 4, 2024 at 11:48
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      パナソニック、トヨタ、ブリジストがオリンピック・スポンサーを撤退しましたね。広告媒体レベルではない、大きな変革期なのかもしれません。ラジオはアプリ次第でスマホでも聞けるので、後は画面にURLを表示させリンクさせるだけなので、ネットとの相性はテレビより良いかもしれません。ラジオ局からは信号を紛れ込ますだけで、アプリのサーバーを通過するときに画像を添付すれば、ラジオでニュースを聞きながら画面で現場写真をチェックというような、テレビのお株を奪うメディアにできるかもしれません。
      最近地下鉄に乗るようになりましたが、ちょっと変わった交通媒体が出るようになりました。何事もアイデア次第かもしれませんね。

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      • 10月 4, 2024 at 11:59
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        自分で返信ですが、そういうのは既にありましたね。日本では少ないですが、欧米ではけっこう普及しているらしいので、これからの狙い目かもしれません。

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  • 10月 4, 2024 at 07:20
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    ネットの情報は大変ためになるモノが多いですが、嚙み砕かずに、まるまる鵜呑みにする人も少なくなったのではないでしょうか。それだけフェークも多い事を知っているからでしょうね。余程の詐欺目的でも無ければ直接的な被害はありませんから、騙されたと分かった時点で、入り込み過ぎた自分のせいと一笑すれば済むわけですからね。それにしても本格的な情報通はいろんなところに居るものですね。しかもネットで公開ともなれば、それだけの調査や研究など本格的に取り組む訳ですから並大抵ではありませんね。広告収入なども見込んでは居るのでしょうが、余程の注目度を集めない限り見込み通りにはいかないでしょうね。若い人達が単なる若さだけを売りにしてインスタなどに頻繁な投稿が有りますが、ネットの活用の仕方も人夫々ですね。

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    • 10月 4, 2024 at 08:49
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      メディアとフェイクと言えば、広告審査機構(JARO)が50周年記念事業として、広告に関するクレームの推移データを公開中です。
      https://50th.jaro.or.jp/history/
      この中の2023年の媒体別クレーム件数を見ると、1位インターネット、2位テレビは当然として、件数はぐっと減りますが3位がラジオでした。クレーム件数は、出稿数に大きく影響を受けると思うのでなんだか不思議です。それとも今、ラジオが熱いんでしょうかね。

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