戦車をリストア

youtubeには、古い戦車をリストアして走らせている動画がいくつかある。今回紹介するのは湾岸戦争で運用された戦車を、部品1個にまで分解して修復する工程を記録したもの。修復前、修復後だけ紹介したものは割とあるが、途中経過を克明に記録したものは珍しい。

※埋め込み不可のため、画像クリックでyoutubeへ

車種はT69。冷戦中にソビエトで開発されたT55をベースに、中国が改良したもの。現物はサダム・フセインが購入し、湾岸戦争で英国軍に鹵獲されてイギリスに持ち込まれたまま、雨ざらしになっていたものらしい。砂漠仕様の戦車を雨の多いイギリスに持ち込んだのだから、錆びついてボロボロだ。世界一台数の多い戦車だそうで、中古パーツも手に入れられるが、なるべくオリジナルを修復するという。
オランダの工房が戦車を買い込んだところから始まる、かなり長いシリーズで、まだ完結していないようだ。砲塔は銃器の規制があるので作業場に持ち込めないため、しかるべき場所で保管しているとのこと。

車や機械、戦車の知識がないのが残念だが、大きくて重い部品を解体するにも専用工具を作るなど、大変なことをしているのはわかる。

4 thoughts on “戦車をリストア

  • 5月 1, 2020 at 11:56
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    プロの整備でさえ半年かかるものを、整備経験者とは言っても、軍用車両など手掛けた事のない人たちでは何年もかかりそうですね。おまけに錆がひどいですからそのまま使える部品も殆どなさそうですね。ところでレストア後は一体どうするのでしょうね。

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    • 5月 1, 2020 at 12:55
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      展示でしょうか?そもそもどこかで野ざらしになってたものですから、向こうでは誰も気にしないのかもしれませんね。それとも某国が買うとか。

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  • 5月 1, 2020 at 11:53
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    戦車とか装甲車とか移動兵器のカタログを作った事があります。建設機械メーカーの特機部門の仕事で、お得意先は防衛庁のみです。建設機械メーカーは有事の時には一瞬にして生産ラインを軍事に切り替えるように国と示し合わせています。それだけ国との関係が深いので、とりあえず部門を分けて戦車の車検整備や航空機などの整備も請け負っている訳です。例えば戦車の車検は1台終えるのに半年かかります。入庫後はバラバラに分解されて見る影も無くなります。それだけ過酷な使い方をしているからでしょう。でも、笑ったのは入庫を待って撮影をしようと思っていたところに、丁度一台の戦車が工場に運ばれてきました。見ると車体外部に大きく白いスプレーで大きく「SEX」と落書きされていました。おかげで撮影を断念しました。昔なら往復ビンタ位じゃあ済まなかったでしょうに。現代の自衛隊も欧米化しています。

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    • 5月 1, 2020 at 12:52
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      車検で半年ですか。何年ごとの車検かわかりませんが、いざというときに全部が出動できるわけではないですね。それにしても、もうちょっと面白い落書きにできなかったんでしょうかねえ?公衆便所なみですね。

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