肩の凝らない脳のはなし

ネアンデルタール人の脳は現代人より大きかったらしい。それはそうだ。例えば彼らが、食料を得るために知恵と力を駆使して断崖絶壁を登ったのに対し、現代人はぼーっとエレベーターに乗って登る。彼らは眠っていても獣の気配がしたら、飛び起きて槍を構えるが、現代人は目覚ましが鳴っても起きない。どちらが頭を使って生きていたか、比べるまでもない。

現代人は歴史や社会の構造にあてはめ、思考を担う脳が優先的で、運動を担う部分はその従属物のように考えがちだが、脳はそもそも全身の運動を制御するためのもの。その運動から遠ざかれば、脳が縮小して当然だ。しかも脳の縮小は、昔の人と現代人を比べても起こってると言われるし、さらに情けないことに加齢でも起こる。

ということは、だ。私は人類史上屈指の、脳が縮小した人間ということになる。
か、肩が凝らなくていい塩梅だぜ…(泣)

4 thoughts on “肩の凝らない脳のはなし

  • 10月 14, 2023 at 04:48
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    半導体じゃあ無いですが、コンパクトで高度に機能化され進化する事も有りますから一概に容量の大小では語れないかも知れませんね。私達高齢者の脳はこれ以上の進化はムリとしても、せめてジョークの一つも言えて、またそれを理解できるくらいの余裕は欲しいものですね。

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    • 10月 14, 2023 at 09:30
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      高齢者の脳細胞は増えずに減っていきますが、細胞どうしの通信回路は増えるそうです。まさに、集積回路ですね。だから画期的な特許のアイデアは若い頃に生まれるけれど、実用新案は高齢者の申請が多いそうです。そういう脳を活かして、何か考えてひと稼ぎというのがいいですね。

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  • 10月 13, 2023 at 06:23
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    脳が大きければ、それを収容する頭蓋骨も大きくなり当然ながら重い頭になる訳で、それを支える筋肉も必要になると言う訳ですか。私達の脳が小さくなり重量も減ったのに肩こりが起きたりしているので、脳が更に命令を出してコンパクトな脳に改造してきていると考えると、この先何年かには人間は皆んな10頭身くらいになるかも知れませんね。パリコレのモデルの仕事も誰にもチャンスが巡って来ると言う訳ですね。そうなればなったで、その逆で6頭身くらいがもてはやされるかも知れませんが?。

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    • 10月 13, 2023 at 08:37
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      頭の硬い人と話をすると、非常に腹立たしい思いをすることがありますが、そういうとき私は内心、これだけ頭が固いならさぞかし頭蓋骨がぶ厚いんだろう(その分、脳みそがちいさい)と考えることにしてました。実際は大きさと能力は関係ないと思いますが。

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