音楽権利情報検索ナビ

さて、このブログには「パブリックドメイン名曲集」というカテゴリーがある。これは、せっかく楽器を練習しても、権利関係で人前で演奏できない、というようなことがないよう、権利が消滅した名曲を探し出そうという主旨だ。これがなかなか難しく、好きな曲、名曲は大概権利が生きている。という話を何度か書いたが、先日「音楽権利情報検索ナビ」というサイトの存在を知った。「平成29年度文化庁実証事業」だそうで、お上が音楽の権利情報を一発で教えてくれるのではないかと期待して見に行った。なんでも、

「音楽権利情報検索ナビ」は、あらゆる国民が著作物を創作し、利用する「一億総クリエーター」・「一億総ユーザー」時代にあって、著作物の適法かつ円滑な利用を促進する環境整備のために文化庁が実施する実証事業の一環として開設したサイトです。

だそうだから、これはもう間違いないと思ったのだが。
https://www.music-rights.jp/

どうやらここには、発売されたCD収録曲について、映画やTV番組、CMなどに使うと誰のどういう権利にひっかかるかという情報しかなかった。民謡などの明らかに権利が消失している曲についても、そのことがなかなか分かりにくい。要するに権利のある作品をどんどん使って金を払ってね、ということらしい。しかもこのサイト、なぜか公開が今年の2月1日~28日の間のみ。実証実験だからしかたがないかもしれないが、今後正式版になったら、さらにパブリック・ドメインを見つけにくように変更されるかもしれない。気になる曲がある場合は、非常に使いにくいが、今のうちに確かめておくといいかもしれない。それにしても音楽権利関係というのは、妙にうさんくさい。

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サーチライト

アメリカの刑事ドラマなどで、逃げ回る犯人や車を上空からヘリで追い、サーチライトで照らすシーンが良く出てくるが、あれを経験したことがある。ヘリに乗ってたわけではなく照らされたほうだが、もちろん犯罪を犯して逃げてたわけじゃない。
その夜は付近で何か事件が発生したらしく、上空をヘリが行き来していたのは気がついていた。確かコンビニか何かに行くために夜の歩道を歩いていたのだが、背後のビルの影から突然ヘリが現れて、真上からサーチライトを当ててきた。
ライトは非常に明るいが、決して目がくらむと言うほどではなかった。その代わり、自分の周囲を真っ白い円筒形の壁が取り囲んだようになり、その先が全く見えなくなった。見えるのは自分の立っている丸い地面だけ。数歩先に穴があっても、車が向かって来ていてもわからない。とりあえず立ち止まるしかなかったが、ドラマの犯人のように走って逃げようとしても、自分がどっちを向いてるのかも分からないし、多分何かにつまずいて転んでしまっただろう。車に乗っていたら、間違いなく何かに激突する。

ドラマを見ていて、サーチライトで照らしても、横道に入ってしまえばいいのだし、ヘリで直接車を止める方法がないだろうと思っていた。要は追いかけて見逃さないようにするためだけのものかと思っていたが、どうしてどうして実用性がある。大げさなようだが、ムダに金はかかっていない。