現在、どの道路にどれくらい通行量があるか、世界中の車や携帯電話のGPSデータを集めて、リアルタイムのヒートマップで表示しているのが
である。
ここでは、密度の高いところは白熱した色、少ないところは暗い色で表示される。自動車や携帯電話のGPSデータは、本来は移動経路まですべてわかってしまう個人情報なのだが、こんなふうに誰のものか判別できないように集めたビッグデータとして使うと、いままでできなかったことが可能になる。最近は様々な個人情報を扱うサービスで、此のような使い方をする旨、事前に說明されることが増えてきた。
例えば東北大震災の時には、車のGPSデータのマップにより、道があるのに全く車の通っていない箇所が見つかり、土砂崩れを発見することができた。ヘリのパトロールや一般からの報告よりもずっと早く、陸の孤島化した箇所に救難に向かうことができた。
また、いつも通る道を拡大して、他と比べるだけでも面白い。例えば山の中に妙に明るい場所を地図と比べると、意外なところに人が集まる場所があるのがわかる。また高速道路が案外暗いが、これは車間距離を長めにとるせいで密度が低くなってるのかもしれない。地図で見ても何もない海の上に、妙に明るい場所があったりすると、秘密の施設があるのではないかなどと、想像力を掻き立てられる。
※ちなみに先日まで三陸沖に不思議な光点があったが、話題になったら消えてしまった。楽しい!





