中国のAIニュースキャスター

中国に登場した、AI(人工知能)を使ったニュースキャスターである。CGを使っていることはわかるが、どのへんがAIなのかはよくわからない。ひょっとしてコメント内容をAIが作ってるのだとしたら大したものだが。
CGはなかなかよく出来ている。絶えず少しずつ体が揺れているところなど、実際の人間と同じだ。このへんがAI制御なのかもしれない。こういうのは人間が意識しない動きなので、どう振り付けをしたらよいかわかりづらく、ダンスや格闘などの派手な動きをさせるのよりずっと難しい。もっとも、本当のアナウンサーなら、こんなに揺れてたら、上の人に叱られるだろう。
画像は超高精度というわけではないが、絶えずリアルタイムで動く画像としてはかなり精密だ。一番興味深いのは、アナウンサーの口が曲がってるところだ。実際の人間に左右対称の顔の人はいないので、よくあるCGキャラクターだと、どんなによくできていても違和感が残る。説明無しで見たら、この人は口が曲がってるなという印象に囚われて、人間ではないとは思わないだろう。ちょっとずるい手だが。せっかくだから絶世の美女を作ろうなどと思うと、どんなに精度を高めてもどこか不気味なキャラクターになるが、ハゲや白髪、皺や乱ぐい歯など、見苦しくすればするほど違和感がなくなるものだ。

有料コンテンツ利用料金請求事件「最終通告書」/有料コンテンツ未納回収カスタマーセンター

また、随分と居丈高な詐欺メールである。このところ毎日来ているので、おそらくあちこちで心配している人もいるだろう。今回の詐欺ポイントは、覚えのない方は抹消手続きができると言って連絡させる点。また、超有名企業名を羅列していて、かえって現実味が無くなってる。最下段に、「反社会勢力排除宣言」があるのも念が入ってる。この場合は、自らの潔白性を言いたいのではなく、「反社会」だの「暴力」だのという単語が、読んだ人を不安にさせる効果を狙っている。ちなみに、こういうメールは開けてみないに限る。気になるだろうが、登山隊が途中で登頂を諦めるような、逆の勇気を持ってほしい。

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大至急、請求金額のご入金、または下記照会先へのご連絡を通告します。
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※有名企業がずらり

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【反社会的勢力排除宣言】
株式会社***サービスは、反社会的経済活動により利益を追求する集団又は個人、(いわゆる反社会的勢力)による被害を防止し、組織的に反社会的勢力を排除するため、次の基本方針を宣言します。

1.私たちは、反社会的勢力とは、一切の関係を遮断します。
2.私たちは、反社会的勢力とは、商品及びサービスの提供その他一切の取引を行いません。
3.私たちは、反社会的勢力による被害を防止するために、警察・暴力追放運動推進センター・弁護士等の外部専門機関と連携し、組織的かつ適正に対応します。
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合奏

日本では、音楽の基本はクラシックで、何より大事なのは正確な音程。合奏は、正しい音程が出せるようになってから、と考えている人が多いような気がする。でも、クラシック音楽というのは、天才が作曲して天才たちが演奏する音楽で、アマチュアが楽しむにはあまりふさわしくない。楽器を演奏する人すべてがオーケストラのメンバーを目指すわけではなく、どちらかと言えばホームパーティや友人同士の飲み会を盛り上げられれば上出来という人のほうが多いだろう。
下手が下手なりに楽しむには、合奏がうってつけだ。ジャズやポピュラーのミュージシャンには、基礎も何もないのに成り行きでバンドのメンバーにされてしまったのがきっかけという人も多い。ジプシーの家族なら、日々の稼ぎのために、子供のうちから楽器を持って街角に立たされたかもしれない。ポピュラー音楽は、一人で基礎からコツコツというより、立ってるだけでも良いから合奏というほうが良いような気がする。
一緒にやってくれる仲間を見つけるのは難しいが、一人で弾いてると失敗が目立つが、仲間との合奏ならテンポさえあってれば、多少の音程の違いはごまかされる。手が止まってしまっても曲はちゃんと先に進んでくれるので、お互いに笑って済ませられるし、渾身のソロがうまく言ったときなど「やったね」という感じで笑いあえる。
小学校の音楽で、1時間だけでもブルースの基本を教えておいてくれればと思う。その日のうちにそれなりの合奏ができるようになるし、ほとんどの人が、その後の人生でクラシックよりずっとたくさん聞くことになる、ポピュラー・ミュージックをより楽しく聞くことができるようになるのにと思う。

カテゴリー「Bluesへの道」