毎年大晦日に、記事を上げることにしているが、2015年はバイオリンを買った話、16年は日ハム優勝、17年はミサイルの話を書いた。なるべく縁起のいい話、景気のいい話を書きたいのだが、2018年を振り返ると、どうしても震災と停電の話題にならざるを得ない。
道路などの整備は終わったが、停電の影響は今も続いている。自分が聞いた範囲でも、酪農家では乳牛の搾乳ができなくなり、乳房炎にかかって処分せざるを得ないということがあったらしい。治療可能だった牛も、抗生物質の投与中は出荷できず乳を廃棄した。ことは北海道全域だから、その被害はどれほどになったのか見当もつかない。
新年に向けて気分は一新したいものの、忘れてはいけないことでもあるということで、検証委員会の調査報告書を読むことにした。「平成30年北海道胆振東部地震に伴う大規模停電に関する検証委員会」は、第二回の9月21日に発足し、下記のアドレスで会議資料が公開されている。一応被災者の端くれとして、根拠のあやふやな議論に巻き込まれず、事実関係はしっかり把握しておきたい。(読んで理解できる範囲だけであるが)
https://www.occto.or.jp/iinkai/hokkaido_kensho/hokkaido_kensho_1_shiryo.html