ブルースのスケールについて調べると、エレキギター初心者のためのポジション図が無数に出てくる。そのバイオリン用が見当たらなかったので、自分用に作ってみた。

初心者にとっては、どのキーのスケールから練習するかも迷うところだが、開放弦の音をキーにするものだったら、アドリブ中にわけがわからなくなってもごまかしが効くんじゃないかと考えた。「A」は楽だったが、低い弦がお留守になりやすいので、広い範囲の音を使えそうな「Gマイナー」のポジション表を作って、PCの画面に表示させながら練習した。
マイナーのブルースにしたのは、スケールを弾いただけでブルースらしい雰囲気をつかみやすいから。逆に言うと、メジャーのブルースは雰囲気をつかみにくい。上記の図は「G」からスタートすればGマイナーで、「B♭」から始めればB♭メジャーのブルースになるはずだが、いつのまにかGのマイナーなブルースになってしまう。下手だからなのだが。
各弦のポジションは、次に高い弦の範囲に入るところまでしか書いておらず、高い音はそちらに引き継ぐことにしている。本当は高い位置の練習もしたほうが良いのだろうが、これは運指練習ではなく、まがりなりにもブルースを仕上げるためのものなので、これはこれでアリだと思う。これを上がったり下がったり、一つ置きにしたりと、いじっているうちに何かになるのではと思うので、指使いは書いてない。また、実際のプレイヤーの演奏では、ここにない音もどんどん使う。そこいらを考えるのも、アドリブ・フレーズづくりの醍醐味だろう。
マイナーブルーススケールには12のキーがある。実際に使うのはその中のやりやすいものだけでいいだろうとは思うが、せっかくなので全て作って、pdfで公開することにした。サイドメニュー(スマホは下段メニュー)にダウンロード用のバナーを置いたので、お邪魔でなければ拾ってやってほしい。

