壊れた国宝が自然に直った話

知人に邦楽のある流派の名取がいる。人間国宝でもある家元とともに歌舞伎座の舞台を踏んで、「お見事!」と言わしめたほどの名手であるが、ある時、東京から家元を呼んで地元で流派の演奏会を開くことになり、彼がその送迎、接待役になった。人間国宝と言っても気を使わなくても済む気さくな人柄だったらしいが、夜中にホテルを抜け出してパチンコに行き、あろうことか、雪道で転倒して手の骨を折ってしまった。

その時は流派中の人間からなじられて参ったと知人は言っていたが、同じ国宝でも、「人間」がつくだけで、折れたところが自然にくっついてしまうのがありがたいところだ。ちなみに、その人間国宝とは誰か、この記事の中には、分かる人には分かる際どいヒントがある。こんなヒントでわかる人は、多分エピソードも知ってるだろうから、記事にしても構わないだろう。

李子柒 / トウモロコシ

今回の李子柒はトウモロコシ。 玉”蜀”黍と書くくらいだから、動画の舞台の四川省と関係があるのかもしれない。我々道民はトウキビと言ってるが、それは高品質な北海道産だけに許された名称なので、これはトウモロコシというべきだろう。生食用ではないらしく、皮が枯れてから収穫し、さらに天日で干す。こちらでは見渡す限りのトウキビ畑も珍しくはないが、こんなふうに吊るして干す光景を見たことがなかった。なぜだろう。
今回の動画ではトウモロコシは粉に挽いてから調理していた。そういえば日本にはトウモロコシ粉のメニューが少ないような気がする。すぐに思い出せるのはコーンフレークくらいだろうか、それもアメリカ出身だが。
収穫後の茎も残らず刈り取って立て掛けて干す。小さな畑とはいえ、重労働だが、食べられない部分も家畜に与えたり再利用するシーンをちゃんと出すのがこの動画の醍醐味だと思う。
ところで冒頭の種まきシーンで、天秤棒に桶を下げてきたときは、一瞬下肥かと思った。洒落ていながらけっこう生々しい内容も出すシリーズなので、スタイリッシュに下肥をまくのではと身構えてしまったが、水でよかった。

北海道逆引き道路一覧表

仕事で、市町村の管内をどんな道路が通過しているか知りたくなったが、手頃な情報が見当たらなかった。道路名を検索すれば、その道がどの自治体を通過するかを知ることはできるのだが、その逆ができなかったので、作業の合間に自分なりにまとめてみた。

北海道逆引き道路一覧表

この表では、各市町村ごとに管内を通過する高規格道路(高速道路)、国道、道道を羅列している。少々不便だが、ブラウザの単語検索機能で市町村名を探せば、通過する道路名がわかるだろう。今の所EXCELをテーブルにして貼り付けただけのもので、便利な検索やソートの機能もなく、北海道ならではの難読地名の読み方もないが、そのへんは随時バージョンアップさせていきたい。
あまり使う機会のない情報だとは思うが、誰かの役に立てばと思う。また、データの間違いなどがあれば、ご一報いただければ幸いである。