今回の李子柒は栗。 タイトルの板栗とは、中国北部で取れる品質の良い栗の品種。昔から天津の港に集められて日本に出荷されてきた。いわゆる天津甘栗である。日本人にも馴染みの深い栗なのだが、栗ご飯ではなく、見たことのないようなメニューに仕上げてゆく。
栗を拾う時はイガごと踏んで、中身だけ持っていくのかと思ったら違った。また、ドングリも拾って、粉にして「ういろう」のようなものを作った。もしかしたらドングリではないのかと思って 「橡子 」を検索すると、やはりドングリ。ただし中国語のwikiでは、そのままではタンニンが強くて苦いが、砕いて水に晒すと大変に美味しいとあった。まさに今回のメニューである。日本では食べないような気がするが、地域によって違うのだろうか?栗よりたくさんとれそうなので、飢饉の時などには助けになったと思うのだが。
それにしてもいつもながら山の幸と新鮮な野菜の、健康的な食卓だ。動物蛋白に、烏骨鶏の丸煮込みまである。贅沢だなあ。長生きするんだろうね、あのお婆さん。




