極夜

毎日日の出が遅い。働き者を指して、朝は日の出とともに起きて、日没まで働くという言葉があるが、今の時期ならとんだ怠け者である。北極圏の人たちはみんなニートになってしまう。

一日中夜が明けない、白夜の反対の現象をなんと言うのだろう。昔調べたような気もするが、覚えていない。「常夜」という言葉を思い出したが、これは北極圏の現象を指したものではないらしい。正しくは「極夜(きょくや)」というのだそうだ。とはいえ、自分で使ったことはないし、言っても通じないような気がする。

ちなみに「白夜」は、昔は「はくや」と読んでいたが、森繁久彌の知床旅情のヒットから「びゃくや」と読むようになったという説がある。

ということで、加藤登紀子の「知床旅情」、DEEP PURPLEの「BLACK NIGHT」の2曲から、お好みでどうぞ!どちらも1970年の大ヒット曲である。

李子柒 / 木綿の布団

今回の李子柒は木綿の布団づくり。以前にも生糸の布団を作ったので、綿が出来上がればもう見どころはないかと思ったら、どうしてどうして。 こんな面倒くさいやり方があるのかと感心する。

綿を打つという言葉は聞いたことがあるが、あんな大層な道具を操るとは知らなかった。生糸で真綿の布団を作ったときは掛ふとんで、今回は敷布団。絹と木綿というだけでなく、この工程の違いで、使い心地の違いができるのかも知れない。検索すると日本でも「綿の弓打ち」という工程があるようだが、もっとずっと小さいものだった。昔懐かしいようで、見たこともない中国の古い技術。このシリーズらしい醍醐味だった。