戦車をリストア

youtubeには、古い戦車をリストアして走らせている動画がいくつかある。今回紹介するのは湾岸戦争で運用された戦車を、部品1個にまで分解して修復する工程を記録したもの。修復前、修復後だけ紹介したものは割とあるが、途中経過を克明に記録したものは珍しい。

※埋め込み不可のため、画像クリックでyoutubeへ

車種はT69。冷戦中にソビエトで開発されたT55をベースに、中国が改良したもの。現物はサダム・フセインが購入し、湾岸戦争で英国軍に鹵獲されてイギリスに持ち込まれたまま、雨ざらしになっていたものらしい。砂漠仕様の戦車を雨の多いイギリスに持ち込んだのだから、錆びついてボロボロだ。世界一台数の多い戦車だそうで、中古パーツも手に入れられるが、なるべくオリジナルを修復するという。
オランダの工房が戦車を買い込んだところから始まる、かなり長いシリーズで、まだ完結していないようだ。砲塔は銃器の規制があるので作業場に持ち込めないため、しかるべき場所で保管しているとのこと。

車や機械、戦車の知識がないのが残念だが、大きくて重い部品を解体するにも専用工具を作るなど、大変なことをしているのはわかる。

楽器を買おう!

こんな時代だから、楽器を買おう。理由はなんでもいい。例えば

・今なら買えるから
・外出は控えたほうがいいから
・新しいことに挑戦したいから
・昔ちょっとやってたから
・なにかに無心で打ち込みたいから
・これまで趣味がなかったから
・流行の音楽はつまらないから
・けっこうな運動量になるから
・大きな音を出したいから
・毎日に緊張感を持ちたいから
・努力や工夫が嫌いじゃないから
・他に欲しい物がないから
・達成感を得たいから
・経済を回したいから
・世の中にもっと潤いが必要だから
・楽器の造形そのものが好きだから
・音楽を深く理解したいから
・自分の限界を知りたいから
・同好の士に出会いたいから
・ネットに独学の情報や、対面レッスンのサイトが沢山あるから
・低価格で十分な品質のものが出てきたから
・今までの中でそれほど高い買い物じゃないから
・思い出の曲があるから
・ミュージシャンの生き方に共感できるから
・言葉では表せないものがあるから
・情熱を掻き立てるものがほしいから
・何もしない言い訳に飽きてしまったから
・憧れられる人になりたいから
・かっこいいから
・人生はいつまでも続かないから

そのどれにも当てはまらない人も、自分だけにわかる理由で楽器を買おう。

男の車はロマンを乗せている

乗用車は外観以上に、中が個性的だと思う。以前ある大学教授の車に乗ったときは、ダッシュボードに隠した拳銃を見せてもらった。アメリカ陸軍制式拳銃(当時)、ベレッタM9。もちろんエアガンだが、立場上まずいのではないかと思うし、特に夫人も面識があったので、絶対に理解が得られないのは判ってる。家族にも隠し、交通検問にもさり気なさを装って受け答えする。男のロマンだと思った。

別な男性は、後部座席に電源装置のような、やけにランプの多い機械を据え付け、かなり太いケーブルを床に這わせていた。運転席にも見慣れない装置が並んでいて、説明を聞いたが男のロマンであること以外は、よく理解できなかった。

また別な男性は、スーツとワイシャツが常に車内に吊るされているほか、ちょっとした工具ならたいてい積んである。もちろんモバイルPCも搭載していて、出先の駐車場で仕事をすることもある。仕事に生きる男というだけでもロマンだが、中でもロマンなのは、世界的な有名メーカーのトランペットで、家族に知られないよう練習曲集とともに車に積みっぱなしにしている。狭い運転席で、体を横にひねって練習するのだという。

仕事専用だったり、家族用は別の車があるなどで、男が自分ひとりで使う車はロマンを満載して走っている。車の中を見せてもらう番組を作ったら面白いと思う。もちろん全画面モザイクとボイスチェンジが不可欠だ。