「著作権が消滅したジャズナンバーと、その作曲家たち。」/ NAVERまとめ、突然終了

「著作権が消滅したジャズナンバーと、その作曲家たち」という、非常に意義のあるサイトが突然消滅した。LINEの会社で運営していた「NAVERまとめ」というサービスが、何の予告もなく終了したためである。昔から、技術的な面倒なしにウェブサイトを作れるサービスはいくつも登場し、突然終了してきたので、珍しいことではないとはいうものの、そこにあった情報は、本人だけでなく私のようにときおり参考にさせてもらっていた者にとっても、非常に貴重なものだった。

もちろんNAVERまとめに限らず、サービス利用開始時には、主催者の都合でいつでも終了できる旨の規約にOKさせられたはずだが、それが利用する全サイトが突然終了するという意味だとは誰も思わなかっただろう。日本人の感覚では考えられない乱暴さだ。かつてNiftyが同様のサービスを終了させるにあたっては、事前告知から、引越し先の手配まで行った上で終了させた。外国のサービスだと、そのへんの感覚が違うようだ。

外国政府から政治的な圧力があったとも言われているが、そんなことはどうでもいい。自分のドメインとサーバーでサイトを運営しなければ、LINEであれ、FACEBOOKであれ、TWITTERであれ、便利な無料サービスに依存すれば、いつ何時放り投げられても文句は言えない。そういうことが社会常識になってほしいと思う。

ハッピー・ハロウィン!神無月三十一日は百鬼夜行祭

10月31日はハロウィン。アメリカのアニメなどで子供の頃から存在は知っていて、楽しそうだが、日本には定着しないだろうと思っていた。が、近年はコスプレイヤーの頑張りで、全国各地で仮装パレードが行われるほど人気である。昨年見物に行ってみたが、なかなか本格的である。年甲斐もなく、参加するならどういう仮装にしようか、までは考えてみた。実際参加するわけではなくても、考えてるだけでもなかなか楽しい。
が、残念なことに今年の地元のパレードは、コロナで中止らしい。着ぐるみならマスクより安全な気もするが。

ハロウィンはキリスト教ではなく、アイルランドなどの、ケルト人のドルイド教がルーツだという。だから南米など、厳格なクリスチャンの国では行わない。クリスマスはキリストの誕生日をなぜ仏教徒が?という疑問がついてまわるが、紀元前になくなってしまった宗教のおばけ祭りなら、どこの誰がやってもとやかくは言われないだろう。日本ではお祭りと言えば神社のほうが多いが、神道もまたドルイド教と同じく多神教である。そこに通じるものがあったのかもしれない。江戸時代の人がハロウィン・パレードを見ても、「百鬼夜行だね」とあっさり受け入れてしまうに違いない。

高齢者出禁の店

コロナ第二波が、春の第一波を上回る勢いになったが、一方重症者、死者は減少している。内閣官房の新型コロナウィルス感染症対策サイトを見ると、やはり高齢者や基礎疾患のある人が重篤化しやすいが、若い人は軽症か、症状なしで済む人のほうが多い。街なかでは若い人もマスクを付けているが、あれは我々年寄りのためにしてくれていることになる。ありがたい限りである。

だが、今後重症化率が上がれば、経済活動が再び制約されてしまうかもしれない。重症化率を上げるのはもっぱら高齢者なので、若者からすれば、自分たちがマナーを守っていても年寄りのせいで活動が制限されてしまうことになる。何しろ若者にとっては、コロナだろうとなんだろうと、遊び歩いて三密どころじゃないところに出入りしつつ、人生のパートナーを見つけなければならないのだ。今の若い人が実際どうしているかわからないが、デートに行って映画館で一つ空けて座ったり、飲食店で正面をずらして向かい合うのは、馬鹿げている。チャンスは待ってくれないのだから、こればかりは我慢しろというわけには行かない。

そこでいっそ、若い人が頻繁に出入りするので、年寄は注意してほしいという店やイベントに、その旨の注意を出してもらえたらと思う。いわば高齢者出禁の店だ。そのせいで人気の店やイベントに行きづらくなったとしても、そこは年寄りの分別で我慢するのである。また、こういうことは法律や役所主導でやると、平等がどうのこうのとややこしいことになるので、店や若い利用者側から突きつけるほうがいい。
高齢者の出禁というと角が立つかもしれないが、墓が建つよりはマシだ。やっかいなクレーマーが減るかもしれないし...。