今年はコロナの年だった。何を書こうとしてもコロナの話になりそうだった。予約投稿なので「今年の漢字」や「10大ニュース」が何になったのか知らないでいるのだが、全部コロナがらみだったとしても不思議はないくらいだ。思えばCOVID19というくらいだから、感染もこれで2年越し。来年は間違いなく足掛け3年になるわけだが、新年の挨拶くらいは、コロナ抜きでいくつもりだ。そしてできる限り早く過去の話題になってほしい。通り過ぎてさえしまえば、世界中の人間が「あのときは大変だったと」と、共通して話せる史上初の話題になるのだから。
Month: 12月 2020
クリスマスツリー立てを磨く動画
自粛、自粛で過ごした2020年のクリスマスを飾るにふさわしい、超地味動画をどうぞ。
このごろYoutubeで、サビ落としの動画をお勧めされるようになった。古い道具類のサビを落として磨き上げるだけなのだが、日本にはない、しかも今は使われていない道具だったりするので、ちょっとした異国情緒とタイムトラベル気分が味わえる。
これは「クリスマスツリー立て」だそうで、かなりしっかりした構造で、デザインも風格がある。森に生えている樅の木を根本で切り倒して、そのまま室内で立てようとするので必要になる道具なのだが、日本人としてはいろいろ無理があるように思える。毎年切り倒して、使い終わったツリーはどうしているのだろうか。
ともあれ、サビの塊だった物が分解され、磨いて塗装され、組み立て直される過程を見ていると、謎の道具の構造がだんだんわかってくる。プラスチック全盛の現代の道具と違い、磨けば何度でも生まれ変わるのは、鉄製ならではのものだ。当時でも安い買い物ではなかったはずで、いかにクリスマスを大事にしていたかが伝わってくる。
なんとも華のない動画だが、私は気に入っている。自宅待機中に、サビ落としでもしていたらけっこう満足だったかもしれない。
Hark! The Herald Angels Sing
ヴァイオリン協奏曲で有名なメンデルスゾーン(Jakob Ludwig Felix Mendelssohn Bartholdy 1809- 1847)の作品。
前回に続いてパブリック・ドメインのクリスマスソングを。この時期に紹介しないと季節外れになってしまうので。
この曲については、まさに動画のようなアカペラのコーラスのイメージがあったので、そういうものを探した。作曲者がメンデルスゾーンだとは知らなかった。クラシックの曲が有名で、しかもパブリックドメインなのは当たり前すぎるので、自分がわざわざ取り上げることもないと思っていたが、こういう風にアレンジされてポピュラー化している曲も多いだろう。プレイヤーについては、よくわからなかった。
