最近知った意外な事実

インターネットのおかげで、昔からの常識がひっくりかえることがある。歳をとっていると多くの「常識」が頭に詰まってるが、その分ひっくり返されることも多い。いわば日々新しい驚きに満ちている。これこそ歳を取ることの醍醐味だと思う。(※居直ってみた)

・鉄の匂いは鉄そのものではなく、人間の皮脂が鉄に触れて変質した物質の匂いである。
鉄の匂いというものが確かにある。ツンとくるような”いかにも金属的”で、ちょっと大工仕事などをすると、すぐ手につくのでおなじみの匂いだ。

・冷たい水よりも沸騰した水のほうが、早く凍る。
信じがたいが本当らしい。ムペンバ効果と言われ、タンザニアの中学生が物理学者の講演会で「35度の水よりも、100度のお湯のほうが先に凍るのはなぜでしょうか」と質問したことで発見された。何年か前に話題になって専門家が検証したが、その後、いくつか条件があるようだが2020年に実証された。不思議ではあるが「高みに上りつめた者ほど、一度転落すると底なしに沈む」という世の習いには合ってる。

・鬱の原因はウィルスである。
てっきり体調や環境の変化からくる、純粋に精神的なものかと思ったら、ウィルスによる症状だそうだ。人間の精神が下等生物に支配されていると思うと情けないが、ウィルスと言っても人間の体に常に存在しているものが、ストレスなどによって発症するらしい。ワンクッションあるがストレスが鬱の原因なのは間違いないし、薬で簡単に治る可能性が高まったとも言える。

・国勢調査の回答率は30%台
これは以前から聞いていたような気もするが、改めて驚いた。国勢調査というのは数少ない「全量調査」で、その数字は仕事の世界でもいわば絶対の指針だと思ってきたから。それがたった3割とは。もちろん3割なら十分に根拠にできる数字ではあるものの、「調査に協力的な人の情報」なので、それを根拠にすると大外れすることもありうる。国の政策だって、福祉や教育などの対象者がそもそも存在しない前提で作られてしまうかもしれない。なるほど、マイナンバー制度を普及させたいわけだ。

東京オリンピックのジンクス

これまで東京オリンピックは、1940年の予定が太平洋戦争のせいで中止になり、64年大会は成功した。日本が戦後の焼け跡から復興し、世界の経済、文化の発展に貢献することを高らかに唄いあげた大会である。ここまでは偶然だが、2020年東京大会が延期になったせいで、1回おきに世界的規模の災厄で中止になるジンクスが出来てしまった。それによれば21年は成功の順番である。この大会は、人類が災厄に打ち勝ち、健康とスポーツ文化を取り戻したことを宣言する記念すべき大会になるはずである。
と同時に、ジンクスはいよいよ本物になり、その次の東京大会が大問題になる。何10年先のことかわからないが、戦争、疫病以外の世界的災厄となると、巨大隕石か、人工知能ネットワークの反乱か、それとも宇宙人の襲来か。人類にとんでもないことが起こって、中止になるだろう。どうせ生きてはいないものの、そのほうがマシだったということになるかもしれない。恐るべし、東京オリンピック。

パーカーソーラープローブ、4回目の金星フライバイへ

パーカーソーラープローブは、2月20日に金星の重力を利用して、太陽への次の接近のためのフライバイを行う。
これは、計画されている7回の金星重力アシストの4回目で、4月29日と8月9日に予定されている8回目と9回目の太陽への接近接近に向けたもので、これまで最接近した1月17日の記録である、約840万マイル(1350万キロメートル)よりも近い約650万マイル(10.4百万キロメートル)まで接近する。