ネット上に、オリンピックの開会式が期待はずれだったという声があった。何かとハンデのある大会だけに、少し厳しすぎる意見のようにも思えたが、その理由は、せっかく侍や忍者などのコンテンツがあるのに、全く登場させないのは勿体ないというものだった。なるほど、全くそのとおりである。どうせなら、競技にも忍術をと考えたら、うってつけのがあった。「SASUKE」である。
SASUKEは1997年に放映されて以来、アメリカを始め世界165カ国で放映されている、スーパーアスリートたちによる障害物競技だ。日本のTV番組で、最も多くの国で放映されているという。これをオリンピック競技にしない手はないだろう。アメリカなどの海外制作版もあるというし、オリンピックアスリートも参加したこともある。
さらに手裏剣打ち、ソフトチャンバラ、ギダンの術(水上に浮かべたフロートの道を、高速で走り抜ける技)、隠形合戦(チーム対抗かくれんぼ)にSASUKEを加えた、忍術五種競技を放映したら、空前の視聴率になるのは間違いない。やらないのは、もったいない話だ。
