Google Analyticsの現行仕様である、universalAnalyticsが来年7月でサービスを休止する。定点観測のツールは仕様が変わられると困るのだが、無料なので仕方がない。ざっと説明を読んだところでは、ユーザーは新しいG4仕様の環境を設置しなければならない。来年7月までは両立てだが、それ以降はG4しかデータ収集しなくなるらしい。データの収集項目も変わるようだが、過去データが引き継がれるのかどうかなどは、これから説明文を読んで理解しなければならない。正直ちょっと面倒くさい。
Google Analyticが初めて登場したときは、これほどまでのものが無料で使えることに感動した。そして個人や店舗、小企業など、ウェブサイトを公開している知り合いには、とにかく毎日Analyticsを見るように勧めた。Analyticsのどこをどう見るのか、どの指標が大切なのかは、各々の業種やサイトのコンテンツによって違うし、そもそも設置直後はデータがないので何も表していない。そんなものを「騙されたと思って」に近い、最低であやふやな説明で納得してもらってきたのだ。
幸いなことに、それを真に受けてAnalyticsを観察し続けたサイトは、相応の成果を得ている。Analytics登場以前は、大企業であってもそこまで精緻なデータを観測していたわけでもなかったので、同じラインからスタートを切り直したようなものだから、ややもすると小規模でトップが業務の隅々まで見ているような業種ほど、このデータから大きな成果が得られた。これは今でも変わらないだろうと思う。むしろ小規模経営なのにデータも見ないようでは、話にならないだろう。
そのAnalyticsが大幅モデルチェンジとなれば、自分も含めて混乱が予想される。質問されることも増えるだろう。そのためにも公開された説明は隅々まで読んで理解しなければならない。時間はまだあるというものの、新しい用語もいくつかあるようだ。湧き上がる怠け心に、戒めとしてブログのメニューにカウントダウンを設置した。