偽ジャベリン作戦

ジャベリンという対戦車ロケット弾が、多数のロシア戦車を破壊したという。戦車の射程より遠くから自動照準で飛んでいき、真上に来たときに装甲の薄い戦車上面に向けて、爆風と弾頭を打ち込むというおそるべき兵器だ。それほどの兵器なら、大欺瞞作戦が可能ではないだろうか。

まずアメリカからウクライナに、100万発のジャベリンの供与を発表する。もちろんウソだ。と同時にウクライナ中で塩ビパイプをつないでそれらしい形のダミーを作る。これを担いでアチコチうろうろしてれば、姿を見ただけで地上部隊の足は止まる。
もともと戦車をすべて破壊し尽くすのは不可能で、足を止めるのが目的なのだから、塩ビジャベリンでも効果は同じだ。もちろん塩ビ管をもって戦場をうろつくのは危険極まりないが、本物をもっていたところで防御力があるわけでもないから、命がけなのは同じだ。危険と言うなら、ジャベリン案山子でもいい。遠目で区別がつかなければ、砲弾やミサイルを数百万円分消費させられるかもしれない。

さらにときどき本物も交ぜて、戦車だけでなくジープでもなんでも吹き飛ばしてやれば、「100万発も持ってるので見境なく撃つようになってきた」と思わせることができるかもしれない。地上部隊の士気は下がりまくり、脱走や氾濫が起こってくれるかもしれない。これだけで戦争に勝つのは無理だが、少しでも長く足止めできれば、一日に1千億円ともいわれるロシアの軍費をその分だけ消耗させ、経済制裁もそれだけ効き目が出てくるだろう。

※←聖ジャベリンというのだそうだ。

ロシア議員、北海道への権利を表明

ロシアの下院議員が。北海道への権利を表明したという。ネット上の話だから、真偽をどこかで確認できないか探している。と同時に、あと数日程度、謝罪声明が出るのを待とうと思う。我々は文化人だから、しかるべき謝罪があれば、不安定な精神状態で発した言葉は許せる。そうでないなら、大口を叩いたことを後悔させるような、合法的で文化的な方法がなにかないか、本気で考えることにしたい。
※もう少しユーモアのある書き方をしたかったけど、流石に住んでる場所だからね。

と、ここまで書いてロシア語の記事を自動翻訳してみたら、確かにタイトルには「北海道に権利」とあり、また記事文にもそうあるが、議員の言葉自体は「北海道の島々」とあった。結局、議員の言葉は従来どおり(それでもふとどきだが)北方領土への権利主張で、記者が誘導したということかもしれない。危ない危ない、つい頭にきて、マスコミなんてどこもこんなものだということを、忘れるところだった。
とはいえ、あの国のメディアは国の代弁者にすぎないのだから、やはり大口を叩いたことを後悔させるような、合法的で文化的な方法は考えたいところだ。例えば不買運動したくても、そもそもロシア製品に欲しい物や必需品がない。今は大抵の国の商品が溢れていて、しかも輸入元が増えるばかりだというのに。そんなことも、あの国の世界での立ち位置を表してるかもしれない。

Twitter再開/SNSは核抑止力になれるか

Twitterを始めた。実は、一度サービス開始早々に登録したのだが、だんだん鬱陶しくなってやめていた。facebookやtumblr、Pinterestも始めたのは早かったが、今でも続いているのはpinterestだけだが、ウクライナ関係の情報を知りたくなって、再開した。

このたびのウクライナ侵攻は、現場の人間がSNSを通じて情報発信し、世界中の人が手元でそれを見ているという点で、歴史上初めてのできごとだ。ロシア軍がどこにいて何をしたか、市民の手によって、ミサイルの1発、戦車の1台についてまで詳細に動画つきで公開され、それらをまとめたサイトまでできている。まるでお釈迦様の手の上の孫悟空状態である。

また、ウクライナは大統領をはじめ閣僚が連日のように動画を公開し、アメリカ、ドイツ、日本とは、ネット演説も行った。これに対してロシアはSNSを規制し、既存のメディアでプロパガンダ情報を流すだけで、情報戦では大きく遅れをとっている。戦争に関する情報は多くがプロパガンダなので、現在の実際の戦況がどうかの断言はできないものの、情報線に関しては圧倒的な差がついている。

また、ロシアは核で世界を恫喝したが、万が一実際に使用したとしてもSNSを黙らせることはできないし、その瞬間に全人類を敵に回すことになる。戦争の結果がどうなるかはわからないが、ロシアの勝利だけはないことははっきりしたのだ。かつて核の抑止力は核以外にないと考えられていたが、今はSNSが核戦争の抑止力と言えるかもしれない。そう思うと、いても立ってもられなくなってTwitterを再開したわけである。

果たしてTwitterの上では、ホットな情報と熱いメッセージが飛び交っていた。2001年の同時多発テロの際は、ニュースでは不十分な最新の情報を求めるて急遽BLOGが開発され、同じように情報やメッセージがトラックバックがされていた。今のSNSは、当時のBLOG以上に多くの人が参加しており、即時性も高いので、核戦争を抑え込んでしまう力があるかもしれない。ノーベル平和賞でも足りないほどの功績になるかもしれない。

(※戦争についてはあまり書きたくないのだが、歳を取ると気が短くなるようで、前回ついぶちまけてしまった。が、今回で少し気が休まった。次回からは通常運転でバカ話をしよう)