ジャベリンという対戦車ロケット弾が、多数のロシア戦車を破壊したという。戦車の射程より遠くから自動照準で飛んでいき、真上に来たときに装甲の薄い戦車上面に向けて、爆風と弾頭を打ち込むというおそるべき兵器だ。それほどの兵器なら、大欺瞞作戦が可能ではないだろうか。

まずアメリカからウクライナに、100万発のジャベリンの供与を発表する。もちろんウソだ。と同時にウクライナ中で塩ビパイプをつないでそれらしい形のダミーを作る。これを担いでアチコチうろうろしてれば、姿を見ただけで地上部隊の足は止まる。
もともと戦車をすべて破壊し尽くすのは不可能で、足を止めるのが目的なのだから、塩ビジャベリンでも効果は同じだ。もちろん塩ビ管をもって戦場をうろつくのは危険極まりないが、本物をもっていたところで防御力があるわけでもないから、命がけなのは同じだ。危険と言うなら、ジャベリン案山子でもいい。遠目で区別がつかなければ、砲弾やミサイルを数百万円分消費させられるかもしれない。
さらにときどき本物も交ぜて、戦車だけでなくジープでもなんでも吹き飛ばしてやれば、「100万発も持ってるので見境なく撃つようになってきた」と思わせることができるかもしれない。地上部隊の士気は下がりまくり、脱走や氾濫が起こってくれるかもしれない。これだけで戦争に勝つのは無理だが、少しでも長く足止めできれば、一日に1千億円ともいわれるロシアの軍費をその分だけ消耗させ、経済制裁もそれだけ効き目が出てくるだろう。
※←聖ジャベリンというのだそうだ。