パブリック・ドメイン名曲集-ダウンロード用ファイルを更新

いつのまにか当サイトの一番人気カテゴリーになってしまった、「パブリック・ドメイン名曲集」のダウンロード用EXCELファイルを更新した。

以前の記事に書いたように、「サマータイム」などの名曲で知られるアメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュインの作品に関して、妻との共同作品であることが判明したため、ASCAP(アメリカ著作権管理団体)が権利を復活させた。
当サイトでも紹介したパブリック・ドメインの一覧表からガーシュイン作品を削除したが、ダウンロードファイルの更新は先延ばしにしていた。年老いて汚れきった心には、してやられたような気がして作業するのがおっくうになったからである。

が、この度、老骨と悪ボケした頭に鞭打ち改訂版を公開することにした。名付けて「public_domain2022a」。aは「アドバンス」である。今回の改定箇所以外にも、作品名や作曲者名が日本語だったり英語だったりと、いろいろ難点は多いのだが、今後も改良を続けアドバンスの名にふさわしいものに仕上げたい。
俺たちの戦いは始まったばかりだ!

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SNSを再開してみた

最近ウクライナ情勢を検索すると、現場で撮ったTwitterの動画が多数見つかる。マスメディアやブログとはスピードが桁違いなので、サービス開始直後に登録してすぐやめてしまったTwitterを登録しなおした。自分で書き込まずに、他人の記事を読むだけというのはマナー違反なのかもしれないが、さすがの情報の速さである。何しろ現地の人がリアルタイムで動画をアップしているのだ。

だからと言って生々しいものばかりではなく、例えば多数の戦車が貨物列車に積み込まれて運ばれていくところだったり、敵が放棄した車両に慎重に近づいて中を覗いたりというような動画も多い。
ニュースなどは大砲を撃ったりミサイルが爆発するといった「絵になる」シーンしか出さないという点で、戦前のニュース映画と変わらないが、実際の戦場では戦闘のための準備や、終了後の現場のチェックなどに多くの時間と労力を割いていることがわかる。そのへんは一般の仕事と同じだ。おそらく敵味方双方とも、多くの兵士は勝ってるのか負けてるのさえかもはっきりつかめないまま、運んだり歩きまわったりというような作業をこなしているのだろう。だからこそ、そう簡単に講和というぐあいにはいかないのかもしれない。

現場の生情報に接することで、マスメディアのヒステリックな観念論に振り回されずにすむ、というのがSNSのいいところだと思う。YoutubeもSNSに含まれるそうなので定義はよくわからない。ほかには、Facebookもカナダ人の友人のおすすめで登録してみたが、肝心の本人がさっぱり更新しないので、こちらもやめてしまった。世界的にもfacebook離れが進み、業績も下がっているという。Blendrも最近はあまり見なくなったが、Pinterestはいまだにお気に入りである。

フィルター・バブルとまとも検索

フィルター・バブルという言葉があるそうだ。膨大な情報の行き交うネット世界の中で、我々は、特定の情報しか通さないフィルタでできた大きな泡の玉に閉じ込められているようだという意味である。確かに今は、個人の検索やサイト訪問履歴から推定されたユーザー像に合わせて検索結果が絞り込まれ、さらに広告主のものが優先されるので、毎回同じような結果が表示される。世界中の情報量は増えているはずなのに、大昔のネットより新しい発見が少ないような気がする。これは自分が自分であることをやめない限り仕方がないのかなとも思っていた。

そんな中、官公庁の公式発表や研究者の発表物だけを表示する、その名も「まとも検索」を発見した。

まとも検索

まとも検索で表示されるのはお硬い情報が多いのだが、決して読みにくいものばかりではない。それまで知らなかった知識にたどりつく確率はむしろ高く、はじめてネットに接したころの、世界が広がっていく感触を味わうことも少なくない。