すごいことが起こるかもしれない-量子航法システム実験成功

量子航法システムという、新技術の実験が成功したらしい。SFみたいな名前だが、宇宙船ではなく船の航行システムである。だが、これは人類に宇宙船などよりもずっと大きな影響をもたらすかもしれない。
※仕組みは難しくて分からないので、Gigazineの記事を参照して欲しい。

これはどうやら、船舶がGPSなどの信号なしで自分の正確な位置を知ることができるしくみのようだ。大昔の船はほとんど外洋を航海せず、陸地が見えるところを航行していた。それが羅針盤によって方位を、六分儀によって現在地を、クロノメーターで時刻を正確に知ることができるようになり、目印のない外洋でも航海できるようになった。これにより、大航海時代が始まった。

さらに近代になって無線通信や気象衛星、GPSシステムなどが登場すると、それまではギャンブル並みにハイリスク、ハイリターンだった海運の信頼性は一気に高まった。製品の製造にかかるコストのうち、原料、製品の海外との輸送コストが大幅に削減された。
量子航法システムは、GPSによる外部からのチェックなしに、船の装置だけで正確な位置や動きを知ることができるらしい。Gigazineの記事では、潜水艦の例として、それまでできなかった潜水中の正確な位置が把握できるようになるとある。潜水艦は海上の船舶に比べて、天候の影響を受けにくく、波の抵抗もないので燃費が良いという。さらに海賊のリスクも減るだろう。潜水貨物船や潜水タンカーなどが普及し、生活をより豊かにしてくれる時代が来るかもしれない。

コロナウィルス下水サーベイランス

札幌市の下水に含まれるコロナウィルスRNAは、以前増加中。過去のコロナ患者発生状況を見ても、北海道は他都府県とは異なり、初夏にピークが来ていた。それと同様の動きがある。小松市は濃度が下がり続けている。

札幌市下水サーベイランス結果6月4日~11日分
小松市下水サーベイランス結果 6/16発表分
札幌市下水サーベイランス
小松市下水モニタリング

自家製「安全〆鯖」

〆鯖をつくってみた。以前はちょっと遠くのおいしい〆鯖を作る魚屋さんまで買いに行ってたが、いつのまにか廃業していた。それもけっこう昔の話だが、その間なんとか自分で作れないかと考えてはいた。だが、「生き腐れ」と言われるほど足が早く、鮮度の良い生はアニサキスが気になる。前門の鮮度、後門のアニサキスで、なかなか手が出せなかった。

ある日、冷凍のフィレブロックなら鮮度もまずまずで、何よりアニサキスがいないのではないかと気がついた。検索すると大体間違いではなく、そもそもスーパーなどの〆鯖は、冷凍もので作ってるともいう。見つけたレシピ通り冷凍のまま酢とともに冷凍バッグに入れて一晩おいたところ、それらしいものができた。味はその昔のとれたてを酢にくくらせた程度で仕上げたものに比べれば、劣るとはいうものの、まあまあである。

サバは日本中で取れるが、産地によって体型がだいぶ違う。西日本では小ぶりで前から見ると木の葉型で、脂もきつくなく、〆鯖もさっぱりと仕上げる。北海道はエサが多いので魚体も大きく、前から見ると完全な円形に見えるほど脂がたっぷり乗っている。そこで〆鯖も脂に負けないややきつい酢で仕上げ、脂のコクを味わう。
どちらの流儀が良いかといえば、どっちもどっち。それぞれの産地から一番近いものを使ったやり方が、いちばんうまい。冷凍サバはノルウェーあたりの脂の乗ったタイプなので、北海道産に近く、おなじみな感じだ。ちなみに少々醍醐味にかけても安全をとる、ということで「安全〆鯖」と名付けた。某大学の学校祭名物、「衛生おでん」のマネである。