気温が30度を超えると、蚊が活動しなくなるという。確かに昔より、真夏に蚊を見かけなくなったような気がする。ただしその帳尻合わせなのか、涼しく寝心地の良い夜に限って、あちこち刺されまくることになる。そんなとき、連中も生きるのに必死なのだから、多少の血ぐらい...などとは誰も思わないだろう。自分も「根絶やしにしてくれる!」とばかり、四方八方殺虫剤を振りまく。絶滅すればいいのになどと思う。
たかが蚊に対してこれなのだから、戦争も犯罪もなくなることはないのだろうなと思う。


Red McKenzie(1899-1948)の曲。さすがに古い曲なので、かろうじてどこかで聞いたことがあるなあという程度だ。そこで歌手のSamara Joyについて。
Samara Joy 1999年生まれ、ニューヨーク、ブロンクス生まれ。曽祖父、祖父、父と、いずれもゴスペルに関わってきた音楽一族である。2019年にサラ・ヴォーン国際ジャズボーカルコンクール優勝、2023年のグラミー賞では最優秀ジャズボーカル賞、最優秀新人アーチスト賞を獲得している。
オリジナル曲でデビューしヒットしてスターダムへ、というのはポップス・アーチストの王道だが、サマラ・ジョイは若さに似合わない古典的なポピュラーの名曲をレパートリーにしているようだ。私の若い頃はひとつの曲がヒットしたら、TVでもラジオでも、朝から晩までそればかりかかっていたが、現代はいろいろなメディアで、様々な時代とジャンルの音源があふれている。今の若いアーチストにとっては、流行に関係なく良いと思った曲を歌うということなのかもしれない。