8月26日は、キャサリン・ジョンソンの100歳の誕生日。

数学者で数々の宇宙計画に重要な役割を果たした、キャサリン・ジョンソン博士の、100歳の誕生日を祝うメッセージがNASAのニュース動画に上がっていた。キャサリン・ジョンソンは、1918年にアメリカのウエスト・バージニア州生まれの、アフリカ系アメリカ人である。子供時代から数学の天才を表し、14歳で」ウェスト・バージニア大学に入学し、博士号を取得した後、NASAの前身であるNACAの職員となった。

コンピュータのない時代、宇宙計画に欠かせないさまざまな計算を(おそらく計算尺で)彼女が担当した。NASAに改組された後も、アポロ計画など、重要な計画のプログラムを担当したという。コンピュータ化された後も、宇宙飛行士のジョン・グレンは、彼女に計算し直してもらうよう主張したという。コンピュータで計算しても間違いながないことを、彼女が保証したわけである。

黒人であることに加え、女性でもあることで、二重の差別を被る様子は、彼女を描いた映画「ドリーム」(2016)でも描かれている。もっとも実際のNASA内では、差別はなかったそうだが。その後2015年には、オバマ大統領からアメリカの勲章の最高位「名誉勲章」を受けている。
(日本のWIKIにも記述がなかったので、僭越ながらご紹介まで)


※2017年のインタビュー

※キャサリン・ジョンソン博士の実話に基づいた映画「ドリーム」を観たので、感想を書いてみた。

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