どろ~ん...

やっておけばよかったと思うことはいくつもあるが、ドローンもそのひとつだ。ドローン以前にもヘリコプターのラジコン模型があったが、これは非常に高価なうえ操縦が難しく、買った最初の1台は墜落して使えなくなることを覚悟せよとまで言われていた。
それに対してドローンは一番難しい姿勢の制御は機械任せで、上を押せば上昇、下を押せば下降というように、誰でも簡単に操作できる。世界中のあらゆる秘境がカメラに収められている時代でも、自分の頭上ほんの数メートルからの視界さえ、誰も見たことがない。建物の屋上などの限られた場所のほかは航空機からの撮影があるが、地面から相当高い高度からしか撮れないし、飛行禁止箇所も多い。それをぜひ自分の手でも撮ってみたかったし、どうぜ規制されるのだからその前に体験したかった。

ドローン登場以降、案の定それまで見たことのない視点の映像が次々公開された。また空をカンバスにして無数のドローンが集団演技するなど、夢のある使い方が考え出された。
だが、最近のドローンの話題はもっぱら戦争だ。敵の様子を探り、ミサイルを誘導し、さらに自爆までする。まさに主力兵器である。こどものおもちゃを戦争に使ってるように思えて、気分はどろ~ん…だ。

高速道の違反車を追いかけ回して速度を記録し、ナンバーや運転手を撮影するドローンなら、今すぐにも出来るのではないかと思う。ところでこれは本家アメリカ直輸入らしい。

2 thoughts on “どろ~ん...

  • 11月 23, 2023 at 05:52
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    最初にドローンを知った時には興味も有り、自分でも操作して写真でもと思って居た一方で、問題も起きそうな予感がしたものです。案の定、便利さから悪用され始めると留まる事を知らず、今では兵器の代名詞にさえなってしまいました。ドローンと同じく無人機もミサイルも、今や戦争も機械同士の戦いのように成って来ました。今度は兵士もロボット化ですかね。でも操作は人間がするとすれば、まるでゲーム感覚ですね。

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    • 11月 23, 2023 at 10:47
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      近代の戦争で最も効果の高いのは、以前は核兵器でしたが現在はドローンや衛星を使った精密誘導だそうです。で、この次に来るのがAIだとか。どういうことかピンと来ませんが、諸葛孔明が味方につくようなものかなと思ってます。

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