札幌、33℃

怖いもの見たさでアメダス画像を見ると、一片の雲も見当たらない。雨雲が後書きされる仕様かと思い、ちょっと待ち、範囲を広げてみても同じ。さらに広域にしたら、やっと太平洋上にうっすらと雲が現れた。
これはヤバい。台風でさえ地図上ではゆっくりとしか動かないのだから、気象予報士じゃなくても同じような日が続くのはわかる。充電中の携帯の温度を確かめたり、うちわで自分とPCを交互にあおいだりと、緩慢なパニック状態である。

「一点の曇りもない」というのは、清々しく、心に憂いのない状態の意味だったんだがなあ。

ヒューマン・シグナリング

企業の電話相談窓口などで、「AIではなく、人間を出せ」と言われるようになったという。人間の場合にも言われるようで、わざと咳払いやクスクス笑いなどを入れてさりげなく人間であることを伝えるテクニックも生まれたそうだ。

咳払いやクスクス笑い、「うーん」「ええと」など、人間ならではの無意味な声のことをヒューマン・シグナリングというが、おそらく近いうちにこれのできるAIが登場すると思う。いろいろなクセのあるAIキャラクターが生まれて、販売されるようになるかもしれない。「含み笑いの山田」「しゃっくり小林」「フームの伊藤」「喘息の吉田」というように...。

CGで人物を作る際も同じような工夫がある。人間の顔は左右対称のようだが、どんなに整った顔の人でも目の大きさや位置が違ったり、口が曲がっていたりする。それを完璧にしてしまうと、見る側が美しさより非人間性を感じてしまう。逆にしわやシミのある老人の顔などは、手間は大変だが、仕上がりのリアリティがぐっと高くなる。欠点やコンプレックスと思ってるものも、他人からは個性と見られる。格好良くいうとそういうことが、人は他人のあら捜しばっかりしているとも言える。

君は宇宙飛行士の夢をみたか

子供時代に宇宙飛行士に憧れた人は多いと思う。その中で実際になれた人は確率的にはゼロ同然だが、宇宙や地球を見たかった、宇宙の神秘を研究したかったというなら、写真、映像、立体劇場やVRというように、何割かは実現してきている。宇宙の研究も、多くのデータが公開されている時代だ。人によっては飛行士になれなくても宇宙への夢がほぼかなったも同然だろう。やはり夢は大きく持ったほうが後々お得である。
そういう歩留まりなんぼではなく、宇宙飛行士そのものでなくては意味がないという人もいるだろうし、ひとつのことに打ち込むのは立派だ。が、有名人の一員になって国家元首からも一目置かれ、歴史に名を残し、収入も相応で、もちろんモテモテ...というように地位や境遇への憧れなら、当然挫折し夢の数%も実現できないことになる。

ここまでは前置き。本題は何かと言えば選挙である。いやが上にも候補の情報が流れてくるが、地位や身分への憧れ、個人的なサクセスストーリーの夢に突き動かされているタイプは、なんとなくわかる。これが歳をとった数少ない利点のひとつで、ほぼ顔を見ただけでわかってしまうのだ。それと経歴を結びつけて候補の人生を思い描き、「お前はクビだ!(トランプ氏がTVの人気キャスターを務めていたときの決めゼリフ)」などと言う。あまり上品ではないが、普段なかなかできない人物こきおろしができるも選挙の楽しみだ。もちろんそれと政治的手腕は別物だが。