「著作権が消滅したジャズナンバーと、その作曲家たち」という、非常に意義のあるサイトが突然消滅した。LINEの会社で運営していた「NAVERまとめ」というサービスが、何の予告もなく終了したためである。昔から、技術的な面倒なしにウェブサイトを作れるサービスはいくつも登場し、突然終了してきたので、珍しいことではないとはいうものの、そこにあった情報は、本人だけでなく私のようにときおり参考にさせてもらっていた者にとっても、非常に貴重なものだった。
もちろんNAVERまとめに限らず、サービス利用開始時には、主催者の都合でいつでも終了できる旨の規約にOKさせられたはずだが、それが利用する全サイトが突然終了するという意味だとは誰も思わなかっただろう。日本人の感覚では考えられない乱暴さだ。かつてNiftyが同様のサービスを終了させるにあたっては、事前告知から、引越し先の手配まで行った上で終了させた。外国のサービスだと、そのへんの感覚が違うようだ。
外国政府から政治的な圧力があったとも言われているが、そんなことはどうでもいい。自分のドメインとサーバーでサイトを運営しなければ、LINEであれ、FACEBOOKであれ、TWITTERであれ、便利な無料サービスに依存すれば、いつ何時放り投げられても文句は言えない。そういうことが社会常識になってほしいと思う。