近年、検索エンジンで検索すると、行き先アドレスがやたらと長い。例えば検索結果のページのアドレスは本来、
(検索エンジンサイトURL)search?q=(検索した語)
程度の長さで良いはずなのに、その後ろに、何倍もありそうな文字がずらりと並ぶ。多分、私の情報をくっつけた形でサーバーに引き渡しているのだろう。追跡というやつである。それがどうも気に入らないので、必要以外の汚れた部分をぶったぎって検索する自家製検索窓を、サイトのメニューの下に設置してみた。検索結果を見比べても、それまでのものと同じ結果を返してくるところを見ると、やはり直接検索に関係のない情報が送られていたのだろう。我ながらちょっとしたレジスタンス気分である。
が、同じことを考える人はいると見えて、追跡されずにGoogleを使うための検索サイトを作った人がいた。
https://www.startpage.com
私もブラウザを立ち上げた時に表示されるページを、ここに設定した。近い将来、検索エンジンに情報を残してないことが、別荘と個人ビーチを持ってるのと同じような贅沢になるのではないかと踏んでいる。
なお、個人情報の収集や追跡をしないことを宣言しているのが「duck duck go」だ。ただし、既存の検索エンジンからすれば、なんとしても潰したいだろうから、ひと騒動あるかもしれない。また、さすがにGoogleに比べると検索能力が劣るが、反骨精神に富んだ人にはうってつけだ。