Adobe社は、自社の画像処理ソフトPhotoshopで加工された画像を見つけ出し、さらにAIを駆使して元の画像に戻す技術を開発したらしい。
さあ、大変だ!だが大変なのはPhotoshopを多用する広告デザイン業界ではない。まず、なんと言っても大変なのは芸能界だろう。シワ、白髪、ハゲ、メタボ、低身長。アイドルのプライベート写真に、消したはずの男が映ってたり、爽やかさが売り物の男性俳優が、何が原因かわからないが、虚ろで焦点の合わない目つきだったり...とか。
それ以上に、事件現場写真からスポンサーの看板を消していた新聞社や、偉大な指導者様の太鼓腹をせっせと引っ込めていた秘密情報組織など、真実や正義、フェアネスを売り物にしてきた分野は、顔面蒼白だ。
ではなぜそんなものを作ったのだろう?世界中に脅迫状を送るつもりなのか?
答えははっきりしている。まもなく「スーパー”安心”フォトショップ」が発売になるのだ。

そのうちに、新バージョンのフォトショップと3Dプリンターとの組み合わせで好きな顔のリアルな仮面も作れるでしょうね。映画で他人に成りすます時に使うような。
新しいバージョンのPSは、勝手に判断して勝手にプチ整形をしてくれるのでしょうね。きっと。パスポート写真の場合は?ホログラフィー印刷で、税関で特殊眼鏡を通せば本人の顔に見えるとか?
新バージョンを使えば、このツールを使っても修正箇所が発見できない、というんじゃないでしょうか。マッチポンプ方式で。