10月31日はハロウィン。アメリカのアニメなどで子供の頃から存在は知っていて、楽しそうだが、日本には定着しないだろうと思っていた。が、近年はコスプレイヤーの頑張りで、全国各地で仮装パレードが行われるほど人気である。昨年見物に行ってみたが、なかなか本格的である。年甲斐もなく、参加するならどういう仮装にしようか、までは考えてみた。実際参加するわけではなくても、考えてるだけでもなかなか楽しい。
が、残念なことに今年の地元のパレードは、コロナで中止らしい。着ぐるみならマスクより安全な気もするが。
ハロウィンはキリスト教ではなく、アイルランドなどの、ケルト人のドルイド教がルーツだという。だから南米など、厳格なクリスチャンの国では行わない。クリスマスはキリストの誕生日をなぜ仏教徒が?という疑問がついてまわるが、紀元前になくなってしまった宗教のおばけ祭りなら、どこの誰がやってもとやかくは言われないだろう。日本ではお祭りと言えば神社のほうが多いが、神道もまたドルイド教と同じく多神教である。そこに通じるものがあったのかもしれない。江戸時代の人がハロウィン・パレードを見ても、「百鬼夜行だね」とあっさり受け入れてしまうに違いない。
各地にいろいろなお祭りがありますが、全国一斉というのはハロウィンくらいしかないかもしれません。宗教色もなく、下からの盛り上がりですから、上手に運営されれば将来いいイベントになるかもしれません。
お祭りは羽目を外すものと相場が決まっていますが、東京ではお酒の勢いで軽トラックをひっくり返したり大騒ぎする若者たちも居ましたね。普段のストレス解消なのでしょうが、傍迷惑な大騒ぎは遠慮して欲しいですね。陽気なお酒で楽しく騒ぐ程度にお願いしたいものです。