パーカーソーラープローブ、最後の金星フライバイに向けて準備完了

NASA のパーカー太陽探査機は、11 月 6 日に 7 回目で最後の金星フライバイを行うため、8月26日、宇宙船の進路を調整した。

金星フライバイでは、惑星の重力を利用して太陽の周りを周回する軌道を狭め、太陽からわずか380万キロを通過する軌道へと送り込む。2024年12月24日に、太陽を時速43万マイルという記録的な速度で通過しながら、前例のない距離で少なくとも3回の計画された通過のうちの最初の通過を行う。

パーカーソーラープローブは、2025年までに25回の太陽への接近観測を計画している。太陽を中心とする軌道を25回るわけだが、金星でフライバイを行うのは7回。今回が最後にあたるが、宇宙船は今回の新しいコースで今年の12月24日、来年の4月22日、そして6月19日に観測を行い、7年間の観測飛行の旅を終了する。

4 thoughts on “パーカーソーラープローブ、最後の金星フライバイに向けて準備完了

  • 9月 7, 2024 at 12:23
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    この夏の熱波や豪雨による大洪水などの異常気象も太陽が関係しているのでしょうか?大爆発のフレアの影響で電磁波が影響して北海道でも低緯度オーロラなどが現れましたね。電磁波は電波機器を狂わせるとしたら探査衛星あたりには影響無いのでしょうか?データ送信にも影響すれば地上のセンターにも届かなくなりませんか?

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    • 9月 7, 2024 at 15:01
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      通信関係もいろいろ懸念されてましたね。大きな被害の話は聞いてませんが、小さなものはあったのかもしれません。放射線のほうは、到達時に昼側にいた人は、ちょっと被爆したかもしれませんね。他の自然災害や異常気象もそうですが、毎年のように過去最大だの、観測史上初だの言ってますから、立て続けに来たらいやですね。

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  • 9月 7, 2024 at 09:39
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    宇宙の神秘の謎解きに挑戦する探査衛星は太陽接近で相当な高熱にさらされているのでしょうね。それでも太陽ばかりか金星探査までも数回行うと言うのですから宇宙探査に挑むチームはこれまでに無かった大きな成果を上げる事になるのでしょうね。もし、太陽の異変でも起きれば、地球上の各国間のイザコザや、我が国も南海トラス問題などで騒々しいですが、それどころでは無いですね。我々が住む地球に限らず、太陽の恩恵にあやかる惑星は無数にあるのでしょうね。

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    • 9月 7, 2024 at 11:48
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      先日、太陽が過去最大級の爆発を起こし、その電磁波や放射線が地球を直撃しました。事前に来ることが予告されていたので、けっこう心配しましたね。いつごろどこに到達するか、情報が少なかったので。アメリカ国立天文台は世界の天体観測の総本山ですが、地球に向かってくる彗星の情報を出さなくなることがあります。通り過ぎてから、実はかなり近かったと発表することも。今回の太陽フレアも、大きな影響はありませんでしたね。あちこちでオーロラが見えたそうですが。

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