全米の高校生が、銃規制強化を求める抗議活動

2月にフロリダ州で起こった銃乱射事件に対して、全米各地の高校生が、銃規制の抗議集会を開いたらしい。https://www.cnn.co.jp/usa/35116184.html
大人たちが手をつけられなかったことに、声を上げる。心から偉いなあと思う。さすがは民主主義の発祥国だけあって、アメリカの高校生の成熟した政治意識を感じる。勇気のいることでもある。日本で言えば暴力団の一掃を訴えるようなものだ。また、これに刺激されてクラスメイトが銃を撃ちながら突っ込んでくるかもしれない。そういう国なのだ。知性や教養は、それに見合う勇気がなければ意味がないという、欧米式の教育の良い面の現れだと思う。
アメリカにとって、選挙とジャーナリズムと銃は、民主主義の3本柱だ。だから銃に対しても、何が何でも反対ではなく、規制を求めているところが現実的だ。民主主義意識の低い国では、ややもすると悪い大人が近づいてきて、反体制、反政権運動にしてしまい、大衆の支持を失ってしまうのだが、それらに引きずられていないのも好感が持てる。
これを受けて、いくつかの企業がNRA(全米ライフル協会)への支援を打ち切った。当初銃規制に消極的だったトランプ大統領も、規制を口にするようになった。良い傾向だと思う。この動きが進むと、ハリウッドが”ぶっ放して正義を守る”映画を作らなくなるかもしれないが、やむを得ないだろう。

10 thoughts on “全米の高校生が、銃規制強化を求める抗議活動

  • 3月 18, 2018 at 11:30
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    銃も機能美の観点から見れば、ドイツのルガー辺りがデザインにムダが無くスリムでいいですね。さすがドイツの工業製品は少し違います。

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  • 3月 18, 2018 at 06:56
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    銃刀法で銃と刀狩りをして取り上げたら、皆んなボクシングや空手やテコンドーや柔道やレスリング、はたまたヌンチャクなど銃と刀剣ナイフ以外の武術志望者が増えるかも知れませんね。護身用とは言え、女性の武芸者あたりが増えたら、性犯罪やセクハラも無くなるかも知れません。

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    • 3月 18, 2018 at 07:18
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      日本人には武道経験者が多いですね。高齢者には特に多くて、町内に一人はいる感じです。ある世代から上は軍事教練があったので、銃剣術の経験者が多かったですね。企業のトップにも武道経験者が多いです。インタビューの特に、そういう話で盛り上がって、何度も助かったことがあります。

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  • 3月 18, 2018 at 01:19
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    子供たちは、射撃ゲームにハマっています。CGの本物そっくりの兵士や武器が登場します。戦争ゲームであり、殺人ゲームです。もちろん若者や大人の一部もPCゲームをやりますが、ヘッドフォンとインカムをつけてオンラインで見知らぬ相手と対戦します。ゲームとは言え、大型モニター画面で小学生からこんなゲームをしている姿を見るにつけ、気味悪くなりますね。

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    • 3月 18, 2018 at 07:26
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      ゲームも3Dメガネの時代になってきたようです。まだ絵が雑な感じで、私は酔いやすいから手がだせませんが。Googleでは、世界中の実際の町並みを再現した立体地図データをゲーム用に提供するそうです。自宅の回りを歩いていたら、ゾンビが襲いかかってくるなんてのをやったら、眠れなくなりますね。

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  • 3月 18, 2018 at 01:13
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    怖い物にはあこがれる気持ちは誰しもありますね。興味本位で銃を撃ってみたいと、グアムあたりでも観光で射撃場があるくらいですから。韓国ではビルの中に射撃場があるようですね。もちろん一般人や観光客相手ですが、ヤクザやテロ関係あたりが射撃練習に行っている可能性もありますね。アメリカに限らず、意外に身近にあるわけで銃の密輸もなかなか無くなりませんね。

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    • 3月 18, 2018 at 07:40
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      若い頃兄弟で、小箱を的にしてエアガンであそんでいたら、軍隊経験のある父親が来て、床に腹ばいになって肘を立ててエアガンを固定して撃ちました。一発目を外すと、修正して2発目であててしまいました。次は壁に背中を預けた姿勢で同じように命中。銃の扱い方が、映画などに出てくる銃撃シーンとはかなり違いましたね。どこかで訓練を受けていないと、大勢を銃撃するのは難しいと思います。そういう環境も問題かもしれませんね。

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  • 3月 17, 2018 at 14:59
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    戦争体験者が多い事も銃規制が進まない原因かも知れませんね。元軍人はあがめられて、民主主義とは言うものの、正義のためなら、ためらわずに銃も手にする。軍隊では銃器の取り扱いを学んで、殺人の方法も学んでいますからね。兵役が無くなれば銃規制も進むように思いますが。

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  • 3月 17, 2018 at 14:53
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    TVドラマも映画もアメリカ製は、いとも簡単に銃で撃ち殺しますね。刀などと違って間合いも取れませんから打たれたらお終いです。映画で見るほど正確には当たらないでしょうね。通常の拳銃で25m以上の距離では、先ず狂うでしょうし、至近でも火薬の反動で銃口が上を向くので正確性は低いでしょう。さらにスナッブノーズのリボルバーなんかだと更に命中率は落ちるでしょうね。ただし、ショットガンあたりなら外しても散弾の数発は食らうでしょうから怖いですね。自動小銃やサブマシンガンなどまで売られたのではたまりませんね。目には目をどころか、エスカレートして、銃にはロケット砲なんて事にならなければ良いのですが。

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    • 3月 17, 2018 at 15:59
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      さすがにアメリカでも連射できる銃は警察や軍隊に限られてるようですが、普通の銃を連射できるようにするパーツなども売ってるとか。銃の容認も限度まで来たのでしょう。同じように銃の規制がゆるいカナダでは、乱射事件が起きないそうだから、国民の考え方が変わるのが一番でしょう。今回のデモがきっかけになればいいんですが。

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