「え、どこに?」「なんで?」
観光客のそんな声が聞こえてきそうな、札幌中心部は冬の珍名所「座ろうテラス」である。いろいろわかりにくいが、デッキ状になって雪がこんもり積もっている部分が、そのテラスである。夏だと少しは主旨が伝わるのだが、冬はご覧の通り。
「札幌市民は雪の中に座り込む風習があるのですか」....いいえ、ありません。
「冬になったらどうなるか、作った時にわからなかったのですか」....市民なら、誰でも見当がつくことでした。
「それなのになぜ、『座ろう』と書いてあるのですか、危険はないのですか」....こういう取り残された雪の山の下から、春になるとよく行方不明者の凍死体が見つかります。
「せめて雪かきしたり、冬だけ撤去できないのですか」....
いいか観光客、この話題は禁止だ!!
昔は大通公園の芝生に寝転んでさぼったりしていましたが、今は芝生に立入禁止なんでしょうか?あんな無駄なもの作ってもほんの少数の人しか使えませんし、予算の無駄遣いですね。
芝生はいいですね。どこかの仕事人間氏も思わず昼寝するくらいですからね。テラスのほうは、関係者でもつかってないんじゃないでしょうか。選挙演説にはいいですね。スピーカーもないようだし。
そんなもの有りましたか?知りません。札幌市民ですが?そうか?大通公園は歩きませんから。特に冬の大通は地下街に潜りますからね。しかし年中看板が出ているなら「冬も座ろう」ですから屋根でもあれば?いや、夏でも雨を凌いだり、日差しを避けたり屋根は必要でしょう。いくら雨が上がっても、しばらくは濡れたベンチに座りたくないですからね。で、考えました。夏は涼しく冬は暖かいベンチシートを。屋根部分から霧状の水が降り注ぐとか、電熱のヒートシーターなどで季節に合わせて座りたくなる工夫ですね。
せっかくあるのなら、冬に来た観光客に「なるほど、さすが札幌」と言わせてみたいですね。