今年8月、NASAは史上初の太陽観測宇宙船「パーカー・ソーラー・プルーブ」を打ち上げ、太陽の大気圏に突入して観測データを送ってくる。このプロジェクトに先立って、世界中から、宇宙船に搭乗するチームを募集中だ。搭乗と言っても、名前を宇宙船のメモリチップに記録し、太陽まで行くということだが、このたびその登録を行ってみた。本プロジェクトが成功した暁には、皆さんも太陽を見るたびに、そこに刻まれているであろう私の名前に想いを馳せて欲しい。(※太陽を肉眼で直視しないこと)アレキサンダー大王やチンギス・ハーンがその名を轟かせたと言っても、しょせんは地球上だけのこと。遠く太陽までとどく我が名に比すれば、塵芥の如きものであろう。
ということで、4月27日まで、誰でも無料で登録できるので、その手順を紹介してみたい。(登録はあくまで自己責任でどうぞ)





※太陽の大気圏について
太陽にも大気圏が存在する。地球の大気圏は地球のごく表面だけに薄くへばりついたように存在する空気の層だが、太陽の大気圏は表面から800万キロ、太陽の半径の約12倍もの場所まで広がる巨大な層だ。今回のプロジェクトは表面から650万キロの位置を通過しながら観測する。大気圏という言葉から受ける印象よりずっと遠い位置からの観測ではあるが、それでもすさまじい高温であることに変わりはなく、宇宙船は摂氏1400度の高熱に耐えるように作られているという。
パーカー・ソーラー・プローフについてはWikiにも記事がある。
宇宙船が太陽に影響を与えなければよいのですが、もし万が一、太陽に悪影響を及ぼす事にでもなれば、プレートで乗船した人たちも共犯になりますね。反対に好影響をもたらす事になれば、全員が英雄ですね。
共犯ですか?宇宙の歴史に残る悪役ですね。だからと言って、途中まで行ってゴマ化すと、宇宙規模のペテン師ですし。名前を届けるだけでも、けっこうリスクがあることに気が付きました。
宇宙船ですが、そんなに早く太陽圏に到達するのですか?
任務期間10年以内と書いてありました。その間何回か近づいて観測するとのことなので、最初に届くのも数年後でしょう。それでも、人類が作った最速の物体だそうです。
面白そうですね。ところで、宇宙船はその後回収されるのでしょうか?それともそのまま回り続けるのでしょうか?偉人たちが名声を残した地球規模ではなくて、宇宙規模で名を遺すわけですね。
回収はしないようですね。