今回の李子柒は木綿の布団づくり。以前にも生糸の布団を作ったので、綿が出来上がればもう見どころはないかと思ったら、どうしてどうして。 こんな面倒くさいやり方があるのかと感心する。
綿を打つという言葉は聞いたことがあるが、あんな大層な道具を操るとは知らなかった。生糸で真綿の布団を作ったときは掛ふとんで、今回は敷布団。絹と木綿というだけでなく、この工程の違いで、使い心地の違いができるのかも知れない。検索すると日本でも「綿の弓打ち」という工程があるようだが、もっとずっと小さいものだった。昔懐かしいようで、見たこともない中国の古い技術。このシリーズらしい醍醐味だった。