乗用車は外観以上に、中が個性的だと思う。以前ある大学教授の車に乗ったときは、ダッシュボードに隠した拳銃を見せてもらった。アメリカ陸軍制式拳銃(当時)、ベレッタM9。もちろんエアガンだが、立場上まずいのではないかと思うし、特に夫人も面識があったので、絶対に理解が得られないのは判ってる。家族にも隠し、交通検問にもさり気なさを装って受け答えする。男のロマンだと思った。
別な男性は、後部座席に電源装置のような、やけにランプの多い機械を据え付け、かなり太いケーブルを床に這わせていた。運転席にも見慣れない装置が並んでいて、説明を聞いたが男のロマンであること以外は、よく理解できなかった。
また別な男性は、スーツとワイシャツが常に車内に吊るされているほか、ちょっとした工具ならたいてい積んである。もちろんモバイルPCも搭載していて、出先の駐車場で仕事をすることもある。仕事に生きる男というだけでもロマンだが、中でもロマンなのは、世界的な有名メーカーのトランペットで、家族に知られないよう練習曲集とともに車に積みっぱなしにしている。狭い運転席で、体を横にひねって練習するのだという。
仕事専用だったり、家族用は別の車があるなどで、男が自分ひとりで使う車はロマンを満載して走っている。車の中を見せてもらう番組を作ったら面白いと思う。もちろん全画面モザイクとボイスチェンジが不可欠だ。
考えるに?殆ど一人で乗る事が多いのに、家族の為とか言って、ワンボックスカーを好んで買う人って?実は床下なんかにへそくり貯めたり内緒で買ったものを隠しているのでは無いでしょうかね。あれだけ大きければ対手の物は隠せますからね。
ニセ床、ニセ天井、座席型貴重品収納などを作れれば、カー用品店で売れるかもしれませんね。
ベレッタってイタリアの拳銃じゃあなかったですか。僕は個人的にはドイツのルガーが好きでモデルガンも持っていました。銃把を木製に変えたりしていました。弾は出ませんが、尺取虫のようなあの機能的な部分がたまりません。
我が家で、しかも世帯主でありながら、まるで間借り人のような暮らしをしています。今は3人の孫たちと同居していますから、小学校も中学校も長期休校で、外出もままならない事もあって彼ら彼女らが、すっかり家主のような状態です。こんな時に逃げる場所は仕事場かクルマですね。クルマは個室ですから、好き勝手に振る舞えて、移動も自由です。しかし既に高齢者ですから免許返上とか、クルマを取り上げられたら身動きできませんから、心配な今日この頃ですね。
一人ひとりが模範運転を続ければ、その分返上問題は遠ざかるでしょう。(優等生の答え)
警察友の会に入ったり、交通遺児に寄付するといった偽善をしまくり、それでも返上が制度化されたら車の中を見せて、「これがないと生きていけない」と訴えれば、お上も鬼ではないと思います。(劣等生の答え)
後編は、何となく私にも共通している部分ですね。今、困っているのは先にアマゾンで買ったトランペットと後にオークションで買った2台の隠し場所です。家族が乗る時には、ケースごとトランクルームに2台入れていますが、かと言って、物が物だけに、1台、誰か興味を持って貰ってくれそうな人も居ませんからね。しかし、懲りずに、今度はアコギかエレアコまでオークションで探し始めました。何と気が早く楽譜の経本は既に入手済みです。しかしあの大きなケースは隠しようが有りませんね。そんなこんなで、昨日はオフイスのロッカーを片付け始めました。
誰とは言いませんが、何となくどころか、そんな人が何人もいるとは思えません。いっそ会社経費でロッカーを新しくするのも、やむを得ないことではないかと思います。そうしないと、コンテナ車に買い替えなくてはならなくなるでしょう。