大きな事件や災害のおかげで、すっかりマイナスイメージがついてしまった社名や商品名がある。「おれたち、何も悪い事してないのに死ぬ」とは、ビキニ環礁での水爆実験で被爆した島民の言葉だが、これらの企業・商品の風評被害は、同情する他ない。そこで、勝手に広告バナーを作った。少しでもサイトに来場者が増え、良心的で良質な商品の知識を得てほしいという願いである。この他にも、かつてのあの事件などのせいでもっと深刻な風評被害を受けたであろう企業・商品はあるが、ほとぼりが冷めたものは、ほじくり出さないでおこうと思う。ちなみにこれはアフィリエイトではなく、いわばボランティア広告である。
(※アフィのどこが悪いのか、とは思うが、それは別の話)
SPAM
アメリカのホーメルフーズ社が販売する、ランチョンミート缶詰の商標。これが迷惑メールの代名詞になったのは、イギリスのコメディ番組「モンティ・パイソン」の中の、スパムメニューだらけのレストランのギャグから。そこから転じて、しつこい迷惑メールをスパムと呼ぶ隠語が生まれた。日本での番組の放映は1970年だが、当時見てはいたのだが、スパムが売られていなかったため、何のことだかわからなかった。しかも、他のギャグもなんだかわからないものだらけなので、気にもならなかった。
現物を口にしたのはモンティ・パイソンで見てから随分経ってからである。コンビーフなどよりちょっと高いが、普通のハムより肉の味がしっかりしたうまい缶詰である。

コロナビール
食品の風評被害はシャレにならない。メキシコの大手メーカー、モデーロ社が製造するブランドの一つだが、新型肺炎の感染が始まってから、アメリカの調査で38%の人がコロナビールは飲まないと答え、実際に310億円の売上が失われた。一方で、醸造過程で生まれるアルコールを消毒用に出荷しているらしい。
コロナビールはライムや塩を入れて瓶のまま飲む、軽い味わいのビール。ウェブサイトでは、同社が沖縄で開催してきたコンサートなどの地域振興の取り組みの様子や、感染拡大で中止になったイベントの告知などがあるが、コロナへの対策がきちんと表示されているのが立派でもあり、気の毒でもある。

コロナ石油ストーブ
こういう商品の風評被害がどういうものかわかりにくいが、感染拡大を知って真っ先に思い出したのは、この会社である。北海道民だからだろうか。
石油暖房の暖かさは、エアコンとはケタがちがう。北海道胆振東部地震によるブラックアウトは9月の出来事だが、誰もが、これが冬に起こったらと考えたのだろう。オール電化の家にポット式石油ストーブを持ち込んだ家も多く、ホームセンターでは売り切れも起こった。ウェブサイトでは、新型肺炎拡大の影響を示す記述はなかったが、2000年以前の古いストーブについての注意が掲載されていた。安全や健康への姿勢がうかがわれる。

イスラエルの元首はファイザー社の代表者とお友達らしくいち早くワクチンを獲得して国民の半分以上が接種済みのようです。今ではマスク解除となってスポーツ観戦などイベントも楽しんでいるようです。イギリスも、オープンカフェでくつろぐ大勢の人たちの映像が流れています。我が国のワクチンは、今度は9月に来るとか先延ばしが続いていますね。変異ウイルスに効かないワクチン接種なら意味が有りませんね。それでも政府の義務は果たしたと言う事ですか。
遅いのは気になりますね。兵役のあるような国は国民が一斉に行動できるので、命令一下で接種できますが、そうでない日本は難しいのでしょう。接種率が一定になったところで安心して普通の生活に戻り、感染拡大した国もあります。ワクチンを打っても感染はするし、重症化しないだけで他人に感染させることもできますしね。一生マスクすることと、毎年ワクチンを打つ覚悟をして、じっくり待つことにしてます。
トヨタにもコロナと言う車がありました。コロナからコロナマーク2になり、最近ではコロナの文字は次第に小さく扱うようにはなっていましたが、まだ一部の車種に小さく残っています。日本のクルマは名前を付けたがりますから、こんな時には弊害もありますね。ヨーロッパ車などは車種記号(英字と数字)だけですね。
もともとは太陽に由来するから、良いイメージなんですが、最初にウィルスに名付けた人は罪作りでしたね。今は検索しても、太陽の話は全く出てきません。代わりに、コロナ君という名前の子供の記事が出てきました。これもまた可哀想ですね。将来ぜひ医者になってウィルスにリベンジしてほしいです。
クラスターが発生して大騒ぎの最中に私の前を走る車に「コロナサービス」とか書いた車が住宅地を走っていました。余りにも可哀そうなタイミングでした。その後、コロナの社長が社員に向けて新聞に「誇りを持って頑張りましょう」とメッセージを掲載しましたね。社員に向けていたようにも思えますが、実は風評防止策としての一般の読者に向けた意見広告だったのでしょうね。
騒ぎは去年のほうが大きかったですね。こういう会社も今はだいぶ落ち着いたのではないかと思いますが、今はその分、世間が油断気味かもしれません。変異種だって、基本を守っていればこれほど大きくならなかったのではないかと思います。というか、それしか自衛手段はないですけどね。ワクチン打っても、マスクははずせないようですし。