昨日はエイプリルフール。毎年恒例のウソ記事は、「ショッピング・クエスト」と銘打って、AI画像生成を駆使したMMORPGゲームサイトを作ってみた。「ショッピングカートを押す、フルアーマーの騎士」などという、大喜利みたいなお題でもちゃんとそれなりのものを作ってくれるのには驚いた。参加者がファンタジックな役割に扮する一種のSNSを想定したのだが、テキストベースでいいならオープンソースのもので、本当にできてしまいそうだ。そのうち、メタバースだってできてしまうかもしれない。出来上がりは見た通りのシロモノだが、作るのはなかなか楽しかった。まったく大した時代になったものである。
※ジョークサイト作成にはそれなりの時間がかかり、その間にもいろいろな分野でAIを使ったサービスが始まった。IT分野では絶えず新しいシステムが登場しているが、こんな風に一気にブーム化するときは要注意だ。サービスの数は多いが、大元で演算しているのは2~3社のシステムにすぎない。世の中のさmざまな情報に、一斉に何らかのバイアスがかかってしまわないとも限らない。もちろん過信は禁物だ。大昔、コンピュータが登場したばかりの頃、「コンピュータが計算したものだから間違いない」と言う者がいたそうだ。後世、「あんなものに、大切な情報をまかせていた」と笑いものにされるということも、ありえなくはない。
※「not by AI」のバナーを出した矢先にこんなことをやってるのは少々問題だが、主旨的にOKにしてくれないかな。
昨日のニュースでは、話題の『Chat GPT』をイタリアは使用禁止にと。理由は膨大な個人情報収集したサーバーから無断抽出されたものが情報源で個人情報保護に反している事のようです。今や、TikTokより興味を持たれていると評判でしたが、一瞬にして水を注された感じです。まさか?
これも、エイプリール・フールのフェーク・ニュース?ですか?。今年に限ってエイプリール・フールのジョークも少なかったように思えるのですが、これもコロナの後遺症でしょうか?それとも世界中がコンピュータを駆使した詐欺だらけで騙し難くなったのでしょうか?。
利用者の登録情報や、会話の内容そのものの漏洩が理由だとか言ってました。以前私がChatGPTに、「ここで会話した内容も、別なところで利用するのか」と聞いたら、「していない」と答えてたんですけどね。人工知能と一緒に、人工信義や人工道徳心も開発して欲しいものです(笑)。ところでイタリアは、ウクライナ戦争が始まったとたん、プーさん大統領の豪華ヨットを没収してしまいました。AIについてもまだ関連法規が整備されてないでしょうに、いきなり禁止とか。案外乱暴な国なのかもしれませんね。