AR(拡張現実)という技術が注目されている。現実の風景の中にCGで作った架空のキャラクターなどを組み込む技術で、例えばこんな動画を作る技術だ。
かなり馬鹿馬鹿しい動画だが、日本の日常的な風景の中に突拍子もないキャラクターを組み込んであるので、どういう技術なのか分かりやすいはずだ。同じ技術を使って建物や看板などを別なものに置き換えたり、その場にいない人物をさり気なく組み込んだりもできる。表現の可能性と、それを広める手段が増えて来たが、一方でどうとでも作り変えられるということで、動画の信頼度は下がっていくのかもしれない。
ちなみに、この作者はこんな販売サイトを作っている。
https://goingtothe.store/
販売しているのは自分の作品のキャラクターで、とりわけ高額なチェスセットの商品写真は、CGだ。おそらく現物はなく、注文があったらこのCGデータをもとに、3Dプリンタで出力するのだろう。個人が、ネットとAR技術と3Dプリンタを駆使することで、イマジネーションを形にしてリスクなしで工業製品として販売できる。ごく最近までできなかったことだ。中小零細企業や斜陽業界が活路を見出すヒントがあるような気がする。
商品開発には活用できそうですね。見本をつくるにもリスクは少ないと思いますね。時間と手間と初期設備投資は必要でしょうけど。
ここで使われている技術のうち、一番やっかいな3DCGはすでに可能。3Dプリントを外注するためのファイル形式も確認しました。もちろんサイトは作れるので、あとは肝心のAR技術だけ。PCのパワーアップとソフトウェアも揃ったので、使い方を覚えるだけなんですが、これがなかなか。ここ数ヶ月、ちょこちょこ勉強しています。要は自分の頭だけがネックになっているんですね。情けない。そこで自分の尻を叩くつもりで、こういう記事を書いてます。この冬休みに、集中勉強するつもりです。
大量生産大量消費の時代から、少量でも生産可能になったわけですね。個性的な商品や単品の価値があるモノづくりなど広がっていきそうですね。でも基本は創作感覚が重要でしょうね。大きなメーカーではできない事をやってのけれる痛快さはありますね。