SETI(セティ/地球外知的生命体探査)

SF小説にでも出てきそうなタイトルだが、これはカリフォルニア大学バークレー校 Space Sciences Laboratory(米)による、れっきとしたプロジェクト。宇宙から地球に届く電磁波の中には、もしかしたら知的生命体からの信号かもしれないものがあるが、それを解析するには、スーパーコンピュタを使っても膨大な時間がかかり、予算も天文学的である。(宇宙だけに…)

一方、インターネットには無数のPCが接続されていて、ほとんどが計算能力をフルに利用していない。そこで一般からボランティアを募って専用のソフトウェアをインストールしてもらい、オーナーが使っている裏側で信号解析の計算を行い、随時本部に結果を送信する。世界中で分業することで、スーパーコンピュータ以上の計算を行う。こんなプロジェクトが1999年から続けられている。参加資格はネットにつながるPCを持っていること以外、特にない。

実はその昔、突然家人がこれを始めた。私は内心『くそ、かっこいいじゃないか』と思いつつも悔しいのでマネしなかったが、傍目で見ていた限りでは、普通のPCの使用に支障はなかったようだ。初めて地球外知的生命体の存在が明らかになったとき、協力者として自分の名前が残る。そんな夢を実現したい人は、「seti@home」からソフトをダウンロードしてみてはどうだろう。

One thought on “SETI(セティ/地球外知的生命体探査)

  • 8月 26, 2017 at 06:10
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    でも,ちょっと怖いですね。最近見ているアメリカのTVドラマのネット犯罪など巧妙ですからね。諜報機関のネット専門家さえ騙されて犯罪に加担されたり,社内WiFiを介して個人でゲームしている間に個人PCを利用されて社内WiFiからシステムに侵入されて情報を抜き取ったり,操作されたりと,自分が気づかないうちに何かドエラい事にもなったりと,繋がる事がいい場合と最悪の場合も想定しないといけませんね。PCも色分けして使わなければいけないのでしょうね。無線ランを使用しないPCとか,プロバイダをそれぞれ変えるとか,OSを代えたPCも数台持つとか,今から防御策を講じていなければ。世界中で一番使われているWindowsが狙われやすいのでしょうね。それもOSが古ければなおさらでしょうね。

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