カッテージチーズとも呼ばれる、家庭でも簡単に作れるフレッシュチーズの一種である。牛乳を温めながら酢を入れて固め、水分を切ったもので、ネットでもすぐレシピが見つかる。サラダやラザニアなどにたっぷり入れ、ヘルシーなタンパク源とするのがアメリカなどでの使い方のようだ。
味はモツァレラチーズなどと同じく、さっぱりしていて、あまり味がしない。日本人はピザにもゴーダ系のシュレッドチーズを使うが、そうするとどうしても塩分が多くなる。モツァレラチーズもかなり安くなってきたが、あと一歩というところだ。そこでシュレッドチーズとカードマスを混ぜて、たっぷり乗せるて焼くと、飽きずにたくさんチーズが食べられる。伸びはしないし少々モサモサするのだが、熱々なら十分醍醐味がある。インドではやや固めに作って油で揚げ、ベジタリアン用のカレーの具にする。
固めるのに酢を使うが、出来上がったカードマスは酸っぱくない。絞った水分(ホエー)も同様なので、酢は化学反応してしまうのだと思う。ホエーは捨てる必要はなく、そのまま冷凍しておけば、カレーやシチューなどの水分に使えて、カードマスよりも用途が広いくらいだ。パンの生地用にしてもいい。カレーなどは、牛乳を入れると美味いことは美味いがミルク臭くて見るからに子供用になってしまうが、ホエーならコクだけ増してミルク臭くならない。
また、試してみるとわかるが、いつもの牛乳ややや高価なもの、特価品の牛乳などで作り比べてみると、出来上がるカードマスの量はしっかりお値段に比例していて、コストパフォーマンスはどっちもどっちな感じだ。やはりチラシの値段や乳脂肪量を見て選ぶ程度では、メーカーやスーパーを出し抜くことはできないらしい。
カッテージチーズは豆腐みたいなもので、ほとんどクセがありません。普通のチーズのように、塩分もないので、高齢者向け食品だと思います。豆腐も作ってみたことがありますが、それほど美味しくはなくて、妙においしいオカラが残りました。
チーズが苦手な私ですが、家内も孫たちもチーズは大好きです。孫たちはオヤツにまでもチーズを好みますしチーズたっぷりのピッツアなども大好きです。私は田舎ではチーズなど見た事も無く、後から知ったチーズなど青かびだらけのものなど、とても食べられません。以前にチーズフォンデュは食べる事が出来たと記憶しています。それにしても手づくりチーズですか。感心するばかりですね。