キャラクターを作ってみた / キョンシー

CGで舞い散る紙片を作る方法を思いついたので、キョンシーを作って呪符を撒き散らしてみた。物体を不規則に配置するのは案外やっかいで、1枚ずつ手作業でやると時間がかかるだけでなく、作為的に見える部分ができてしまう。今回は透明な球体の表面に呪符を貼り付けたものを二重に配置した。

キョンシーの格好は、清朝の役人の服装だが、あまり高級役人ではない。高官が来ていたものは豪華な織りや刺繍が施されていた。
江戸時代、松前藩は密かに中国から官服の払い下げ品を仕入れ、蝦夷地特産の「蝦夷錦」と称して出荷していた。陣羽織や煙草入れなどに作り変えられ、武士や裕福な町人の間で人気を呼んだという。
蝦夷地は広大なうえ米が取れないので、まともに石高を計算されるととんでもないことになる。そこで松前藩は蝦夷地を小さく見せるために、石狩川あたりまでしかない、さつまいものような形の蝦夷地図も作ったらしい。松前藩が日本史にあまり登場しないのは、中央から遠いのを利用していろいろ上手く立ち回っていたからかもしれない。見習うべきである。

経文風のコメントの読み方は

鬼魅は死するなく、生滅もなし。
病まず苦まず、つねに幽冥に住す。
自在に出入りし、往来に礙(さわ)りなく、
形を離れ、相を離れ、塵労を超越す。

「おばけは死なない、病気もなんにもない」という、往年の名歌の一節をChatGPTで偽経風につくってもらった。なかなか堂に入っている。バチが当たるかもしれないが。

One thought on “キャラクターを作ってみた / キョンシー

  • 11月 5, 2025 at 04:21
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    名歌をお経風にアレンジもA.I.de?ですか。私は自分の若い頃の恋愛経験を歌謡曲の歌詞にと試しにA.I.にお願いして作った事がありましたが、ちょっと歯が浮くような表現に成ったので辞めました。その後、私を分析したのか?何かにつけ最後に『歌詞にしたらどうでしょう?』的な問いかけが必ず付いてきます。たった一度のつもりがA.I.にはデータをして蓄積する事になるんですね。しかし、A.I.はどんな質問にも難なく答えを出す訳で下手な精神科医より良い働きをもしそうですね。小学校で取り入れたら悩みやいじめも解決してくれるかも知れませんよ。

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